当社はVideo Game Insights(VGI)を買収しました。
Sensor Towerのデジタル広告分析インテリジェンス「Pathmatics」は、アメリカ、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、ニュージーランド、スペイン、イギリスを網羅したデジタル広告エコシステムを可視化します。
2024年1月に日本のFacebookとInstagramに対応したPathmaticsですが、このたび日本のTikTokへの対応を開始しました。この対応拡張によって、日本の3つのチャネルの広告関連データが参照可能となりました。
ここからは今回対応が拡張された日本のTikTokの広告関連データを交えて、2024年1月から8月までの日本のデジタル広告を見ていきます。
Pathmaticsのデータによると、同期間の日本のTikTokにおける消費者向けパッケージ商品(CPG)をカテゴリー別に見ると、「Food & Beverages」が全体の45%を占めてトップとなっています。2位は「Personal Care」で両者を合わせると、全体の80%以上を占めています。
ショッピングカテゴリーでは、楽天のシェアが際立っています。同期間の「消費者向けパッケージ商品(CPG)」や「ゲーム」カテゴリーと比較するとそのシェアの大きさがわかると思います。ショッピングカテゴリーでは、若い世代から人気を集めている「SHEIN」「Temu」の中国系ECの広告も上位に来ており、両者を合わせると10%ほどのシェアとなります。
ゲームはタイトル数が多いこともあり、圧倒的なシェアを占めるブランドがありません。しかし、広告支出額は際立っており、2024年1月から8月までの日本のTikTokにおいて7,300万ドル以上となっています。これは、ショッピングカテゴリーの広告支出額の約2倍、消費者向けパッケージ商品の広告支出額の約5倍に相当します。
Pathmaticsのデータによると、2024年1月から8月までの日本におけるTikTokの累計広告支出額は、6億4,000万ドル以上となっています。同期間の月別広告支出額では7月が最も高く、8,300万ドル近くを記録しています。
2024年7月に広告支出額が最も多いカテゴリーは「メディア&エンターテイメント」で、同カテゴリーは日本のTikTokで2024年1月から8月までの8ヵ月間において、ゲームカテゴリーとトップを分け合っており、2月と3月はゲームカテゴリーがトップとなっています。
Pathmaticsのデータによると、日本のチャネル別月間広告支出額推移ではInstagramが際立っています。2024年1月から8月の累計支出額は25億ドル以上となっています。これは、同期間のFacebook累計広告支出額の3倍以上、TikTok累計広告支出額の4倍近くです。
同期間におけるトップカテゴリーは、FacebookとInstagramではショッピング、TikTokではメディア&エンターテイメントとなっています。
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