Mobile App Insights · Hideyuki Tsuji · September 2026
夏休みシーズンに収益でFGO、DL数でMeowdoku!がトップ、パブリッシャーでは新作幻水SP+スポーツタイトルが好調でKONAMIがトップ
最大9連休となった2026年の夏休み。同シーズン中のモバイルゲーム収益では『Fate/Grand Order』、ダウンロード数では『Meowdoku!』がトップとなりました。パブリッシャー別では、人気のスポーツタイトル『eFootball』と『プロ野球スピリッツA』に加え、新作『幻想水滸伝 STAR LEAP』が好スタートを見せ、KONAMIがトップとなりました。
FGOやeFootballなどの既存タイトルが収益上位を占める中、新作のホロドリと幻水SPも3位と7位にランクイン
最大9連休となった2026年の夏休みに、モバイルゲームを思う存分楽しんだ方もいらっしゃると思います(本稿では2026年8月8日から16日までの9日間を夏休みシーズンとしています)。Sensor Towerのデータによると、日本における2026年夏休みシーズンのモバイルゲーム収益は、2.4億ドルを記録しました。ストア別に内訳を見ると、App Storeが1.6億ドル、Google Playが0.8億ドルとなっています。
Sensor Towerのデータによると、夏休みシーズン中に収益でトップとなったのは『Fate/Grand Order』(Aniplex)で、1,800万ドル以上の収益を記録しました。同作の収益推移を見ると、8月3日と8月14日に大きく上昇しています。前者は8月2日からスタートした「Fate/Grand Order ~11th Anniversary~」10大キャンペーン」、後者は8月14日からスタートした「カルデア南海大決戦!ピックアップ3召喚のインパクトだと推察できます。
収益2位の『eFootball』(KONAMI)は、8月13日に大型アップデートVersion6.0.0をリリースしました。本アップデートでは、最大8人が参加できる「カスタム大会」、攻撃時と守備時で切り替わる可変フォーメーション、新たなチームスタイル「オーバーロード」などが追加されました。
収益トップ10内はロングヒットタイトルが大部分を占めていますが、3位の『ホロライブドリームス』(QualiArts)は2026年7月リリース、7位の『幻想水滸伝 STAR LEAP』(KONAMI)は2026年8月リリースの新作タイトルです。これら2タイトルは後述するダウンロード数トップ10にもランクインしており、今夏の新作として好スタートを切ったと言えます。
収益をパブリッシャー別に見ると、KONAMIの強さが際立ちます。Sensor Towerのデータによると、夏休みシーズン中のパブリッシャー別収益でKONAMIがトップとなっており、2,500万ドルに迫る収益を達成しています
この収益を牽引しているのは、『eFootball』『プロ野球スピリッツA』『幻想水滸伝 STAR LEAP』の3タイトルです。先に紹介したタイトル別収益ランキングトップ10にもすべてランクインしており、夏休みシーズン中のKONAMIのモバイルゲーム収益における、これら3タイトルの合計収益シェアは90%近くに達しています。
DL数トップ2はパズルゲームで映画公開のちいぽけが順位を上げる、平均DAU上位はGW期間と同じ顔ぶれ
夏休みシーズン中のダウンロード数指標ではどうなっているでしょうか。Sensor Towerのデータによると、夏休みシーズン中にダウンロード数でトップとなったのは、『Meowdoku!』(Oakever Games)です。2026年5月にリリースされた新作で、ダウンロード数シェアではアメリカ、ロシアについで日本は3位(7%)となっています。
トップと僅差で2位となったのは、『Bus Traffic Fever!』(GOODROID)です。同作は、駐車場に詰め込まれた色とりどりのバスを順番に出庫させ、同じ色の乗客を乗せていくハイパーカジュアルパズルゲームです。2026年3月から世界175ヵ国でリリースされており、日本では2026年7月にリリースされました。
一方、既存タイトルで大きく順位を伸ばしたのが、2025年3月リリースの『ちいかわぽけっと』(Applibot)です。同作は7月24日から始まった映画「ちいかわ」の公開に合わせてダウンロード数が伸び始め、8月1日からは「ちいぽけ夏まつり2026」が展開されました。『ちいかわぽけっと』のアプリ画面を提示することで、「ちいぽけ夏うちわ」をもらえるキャンペーンを展開するなど、ダウンロード数増に貢献しました。
また、Sensor Towerのデータによると、夏休みシーズン中の平均DAUでは『ブロスタ』(Supercell)がトップとなりました。トップ5内のモバイルゲームは、いずれもリリースから7年以上が経過しているタイトルで構成されています。
最大12連休となった2026年ゴールデンウィークの平均DAUランキングとの比較では、4位と5位で順位の入れ替わりはあるものの、すべて同じタイトルでランキングが構成されており、持続的にプレイされていることがデータからわかります。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
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