Mobile App Insights · Hideyuki Tsuji · June 2026
DL数増のモバイルソートパズル、矢印ソートはモバイルアプリ広告経由のDLが多く中高年層が40~50%を占める
モバイルゲーム全般のダウンロード数が減少傾向にある中、パズルは伸びを示しています。このモバイルパズルにおけるサブジャンルであるソートは、特に大きな勢いがデータから確認できます。
他ジャンルが減少傾向でもモバイルパズルはDL数増、ソートサブジャンルは1.5倍の伸びを記録
近年のモバイルゲームにおいては、ダウンロード数の獲得よりも収益化がトレンドになっていることは、当社のレポートでもお伝えしているとおりです。しかし、このトレンドに逆行しているジャンルがあります。それはモバイルパズルです。
Sensor Towerのデータによると、2025年1月から4月および2026年1月から4月までの日本におけるGame IQジャンル別モバイルゲームダウンロード数を見ると、いずれの期間でもパズルはトップです。
この期間の比較では、パズル以外のジャンルのダウンロード数はすべて減少しています。ですが、パズルは250万以上の増加となっています。通勤・通学時の電車の中やちょっとした空き時間に短時間でプレイできるパズルゲームは、モバイルデバイスとの相性がよく、増加に転じている理由の1つだと思われます。
一方、モバイルゲームをGame IQサブジャンルで見ると、圧倒的な伸びを示しているのがソートです。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から4月および2026年1月から4月までの日本におけるサブジャンル別モバイルゲームダウンロード数において、ソートが唯一の1,500万以上を記録しています。
モバイルソートは、2025年1月から4月では1,000万以下のダウンロード数でしたが、2026年1月から4月には1.5倍以上にもなっています。
矢印ソートがブームの兆候、人気タイトルはモバイルアプリ広告経由のDLが大多数で中高年からの支持が40%~50%に
ここまでのデータで、パズルとソートがダウンロード数増に寄与していることがわかりましたが、具体的にはどういったタイトルが日本で支持されているのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2026年1月から2026年4月までの日本におけるダウンロード数トップ5のモバイルパズルソートゲームは、『Water Match』(Youyoutang Technology)、『Arrows Puzzle Escape』(Lessmore)、『Pixel Flow!』(Loom Games)、『毛糸クラッシュ』(Astrasen Play)、『Sand Loop』(Voodoo)となっています。
これら5タイトルのパズルソートジャンにおける月別ダウンロード数ランキング推移をまとめたものが、次のグラフです。2026年1月から3月までは、『Water Match』が3ヵ月連続でトップとなっています。
『Arrows Puzzle Escape』は3月に7ランクアップの急上昇を記録、4月にはトップとなりました。同作はタイトルからもわかるとおり、画面に表示された矢印をソートするタイプのゲームで、2025年8月にドイツのパブリッシャーであるLessmoreからリリースされました。
この矢印ソート系のモバイルゲームは、2026年4月にブームの兆しが見えます。Sensor Towerのデータのよると、2026年4月の日本におけるモバイルゲームダウンロード数成長量トップ10において、『Arrows Puzzle Escape』、『Arrows Go!(Amaze GO!)』(Oakever Games)、『Arrow Cube Escape』(GOODROID)の3タイトルの矢印ソートゲームがランクインしています。
これら3つのタイトルには共通点があります。Sensor Towerのデータによると、2026年4月の日本における3タイトルのダウンロードチャネルでは、有料ディスプレイが70%以上を占めています。
また、Pathmaticsのデータによると、2026年1月から4月までの日本におけるチャネル別インプレッションシェアで、いずれのタイトルもモバイルアプリにおけるインプレッションが最多シェアを占めていることも共通しています。
さらに、ユーザー分布では、45歳から55歳以上の層が約40%~50%となっているなど、多くのモバイルゲームとは異なる分布を示していることも共通しています。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
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