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Sensor Tower · Hideyuki Tsuji · June 2025

DLランキングトップスタートとなったジージェネエターナル、リリース1ヵ月間で3,500万ドル以上の収益を日本で記録

2025年4月にリリースされた『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』が日本で好スタートを見せました。リリース当日に日本におけるApp StoreとGoogle Playのダウンロード数ランキングでトップスタート、リリースから1ヵ月間で3,500万ドル以上の収益を日本で記録しました。

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リリース当日からDLランキングトップスタート、App Storeで5日間、Google Playで12日間収益トップとなったジージェネエターナル

人気IP『ガンダム』を活用したゲームは、PC・コンソールのみならず、モバイルゲームでも多数リリースされています。2025年4月16日にリリースされたモバイルゲームの『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』(Bandai Namco Entertainment)はターン制RPGで、「SDガンダム ジージェネレーション」シリーズの最新作です。

同作では、ガンダムの歴代作品の中から初期70作品、500機以上のモビルスーツやキャラクターが登場(参戦作品、モビルスーツ、キャラクターはアップデートで順次追加予定)。プレイヤーはさまざまな条件が設定されたステージをユニットの特性や配置、キャラクターのスキルを活かして、自分だけの戦略で敵を撃破していきます。

Sensor Towerのデータによると、『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』リリース日の2025年4月16日から5月15日までの日本におけるダウンロード数ランキングで、同作は両ストアでトップスタートを切りました。

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収益でも良好なスタートと言えます。上記のグラフからもわかるとおり、App Storeではリリース日からトップ、その後8日目にはGoogle Playでもトップとなっています。同期間において、App Storeで5日間、Google Playで12日間トップポジションを獲得しており、日本のモバイルゲームユーザーから大きな支持を得ていることがわかります。

『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』は、高いユーザー評価も得ています。Sensor Towerのデータによると、2025年4月16日から5月15日までの日本における同作のユーザー評価は、星5が85%以上、星4と合わせると95%以上となっています。「ガンダム」IPの支持だけでなく、モバイルターン制RPGとして高い評価を得ていることがわかります。

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過去のガンダムIPモバイルゲームとの比較でも好調なジージェネエターナル、リリース1ヵ月間で3,500万ドル以上の収益を日本で記録

好調なスタート切った『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』ですが、パブリッシャーのBandai Namco Entertainmentのモバイルゲーム別収益シェアにも大きなインパクトを与えています。

Sensor Towerのデータによると、2025年4月16日から5月15日までの日本におけるBandai Namco Entertainmentのモバイルゲーム別収益シェアでは、同作が50%を占めてトップとなっています。

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日本のモバイルゲームにおいて人気の「ガンダム」IPですが、これまでに多数のタイトルが登場しています。こうした中、リリースされた『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』は、その中でも勢いづいていることがわかります。

Sensor Towerのデータによると、日本における過去3年間(2022年4月16日から2025年5月15日まで)の「ガンダム」IPを活用したモバイルゲームの収益ランキングで、同作は3,500万ドル以上を記録して2位になっています。

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前述したとおり、『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』のリリース日は2025年4月16日なので、1ヵ月間での収益です。これを考えると、過去にリリースされた「ガンダム」IPのモバイルゲームと比較しても、リリース直後から高い収益水準であることがわかります。

『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』は海外市場でもリリースされており、全体収益の30%が日本以外の市場からとなっています(2025年4月16日から5月15日まで)。収益を海外市場で見ると、1位は香港(10%)、2位は台湾(8%)と続き、アジアでの高い人気が確認できます。

同作はリリースに合わせて広告展開も実施しています。Sensor Towerのデータによると、2025年4月18日から5月17日までの日本におけるネットワーク別インプレッションシェアを見ると、大部分はYouTubeです。

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Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。

Sensor TowerのApp Performance Insightsで、過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :

https://sensortower.com/ja/demo

Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

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Hideyuki Tsuji

Written by: Hideyuki Tsuji, Mobile Insights Strategist - Japan

Date: June 2025