Mobile App Insights · Web Insights · Hideyuki Tsuji · August 2026
日本が世界最大市場のポケチャンは韓国やタイなどのAPAC市場でも高い支持、アメリカとの比較では広告チャネルに大きな違い
ポケモンバトルをモバイルデバイスで楽しめる『Pokémon Champions』が2026年6月に正式リリースされ、好調な滑り出しを見せています。日本は収益シェアの約半分を占めるで世界最大の市場となっています。ダウンロード数では、韓国やタイなどのAPAC市場での人気が確認できます。
主要市場でリリース初日からDLランキングトップスタートのポケチャン、日本は収益シェア50%を占める世界最大の市場
人気の「ポケモン」IPの最新モバイルゲーム『Pokémon Champions』(The Pokemon Company)が、2026年6月17日に正式リリースされました(同作はNintendo Switch向けにもリリースされていますが、本稿はモバイル版に関する内容です)。「ポケモン」IPのモバイルゲームとしては、『Pokémon TCG Pocket』(The Pokemon Company)や『Pokémon GO』(Niantic)などがあり、日本でもランキング上位に入る人気タイトルです。新作である『Pokémon Champions』のリリース初月のパフォーマンスはどうだったのでしょうか。
Sensor Towerのデータによると、2026年6月17日から7月16日までの『Pokémon Champions』の市場別ダウンロード数シェアでは、アメリカと日本が同シェアで14%を占めています。
ダウンロード数シェアでは、上位に韓国とタイがそれぞれ4位と5位に入っており、日本のみならずAPAC市場での支持が確認できます。一方、収益シェアでは日本が約50%のシェアを占めて圧倒的トップとなっています。APAC市場という視点で見ると、3位に韓国(10%)、4位に台湾(4%)が入っています。
また、収益指標では日本がトップで50%近くのシェアを占めており、世界最大の市場です。ダウンロード数シェアではアメリカと並んでいますが、収益において日本は際立ったポジションにあることがわかります。
ダウンロードランキングの推移では、APAC市場の人気が別の角度でわかります。Sensor Towerのデータによると、2026年6月17日から7月16日までの人気市場におけるダウンロードランキング推移で、いずれの市場でもトップスタートを切っていることがわかります。
ですが、その後の推移では、アメリカやブラジルでは比較的早いタイミングで下降傾向が確認できます。これに対して、日本を含むAPAC市場では人気の継続が確認でき、日本では26日間、韓国とタイでも7日間トップとなりました。特に日本での人気の高さは圧倒的で、リリース初月はトップ5圏内も維持しています。毎日多数のモバイルゲームが登場する日本市場において、リリース直後から高い人気を得ていると言えます。
Switch版リリースに合わせて訪問者数増のポケチャン、広告展開ではアメリカと日本でメインチャネルに違い
『Pokémon Champions』はモバイル版に先立って、Nintendo Switch版が2026年4月にリリースされました。Sensor TowerのWeb Insightsのデータによると、2026年3月から6月までの日本における同作の公式サイトpokemonchampions.jpの総訪問者数推移を見ると、4月に大きく伸びており、月間170万を記録しています。
モバイル版リリース後のトラフィックフローでは、同作のプレイヤーの傾向がわかります。Sensor TowerのWeb Insightsのデータによると、2026年6月の日本におけるpokemonchampions.jpへの流入元を見ると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンが上位に来るとは珍しくありませんが、gamewith.jpが14%を占めて2位となっています。GameWithは日本で人気のゲーム攻略サイトの1つで、攻略情報を見ているプレイヤーが多いことがわかります。また、同期間のpokemonchampions.jpからの遷移先では、gamewith.jpが20%近くを占めてトップとなっています。
『Pokémon Champions』はリリースに合わせて広告展開も実施しました。ですが、主要チャネルは市場によって異なり、日本とアメリカの比較が象徴的です。Sensor TowerのPathmaticsのデータによると、2026年4月から7月までの日本における広告チャネル別インプレッションシェアでは、TikTokが約50%のシェアを占めてメインチャネルとなっています。
一方、同期間のアメリカでは、YouTubeが70%でメインチャネルとなっています。日本ではYouTubeはわずか3%程度なので対照的です。これは同作のパブリッシャーであるThe Pokémon Companyがこれまでのモバイルゲームのリリースを通じて得た知見を元に市場に合わせてメインチャネルを合わせていると推察できます。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
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