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Mobile App Insights · Web Insights · Hideyuki Tsuji · August 2026

10周年のポケモンGOはアメリカと日本が2大市場、日本は高いRPDが際立つ

モバイルデバイスの特徴を活かした位置情報ゲーム『Pokémon GO』が2026年7月に10周年を迎えました。同作は世界的にも人気を博しており、位置情報ゲームにおいてダウンロード数・収益・MAUの指標で世界トップとなっています。また、日本では高いRPDがデータから確認できます。

Pokémon GO-10th-anniverssary-Hero-JP

累計DL数8億以上のポケモンGO、日本は高いRPDで男性ユーザーが66%を占める

人気のポケモンIPを活用したモバイルゲームは複数リリースされており、2026年にはターン制RPG『Pokémon Champions』(The Pokémon Company)が6月にリリースされたばかりです。位置情報ゲーム『Pokémon GO』(Niantic)は、2026年7月に10周年を迎えました。毎日新作がリリースされるモバイルゲームの世界において、同作は10年間にわたって支持を得続けていることがデータで確認できます。

Sensor Towerのデータによると、2016年7月から2026年7月までの『Pokémon GO』の世界累計ダウンロード数は8億以上、収益は90億ドル以上を記録しています。これらの指標を上位市場別に見るといずれもアメリカがトップで、ダウンロード数1.45億以上、収益36億ドル以上を達成しています。

PokemonGO cumulative DLs revenue-JP

日本はダウンロード数では6位(3,000万)です。一方、収益ではアメリカに次ぐ2位(約24億ドル)となっており、高いRPD(ダウンロードあたりの収益)が確認できます。また、アメリカと日本は同作の収益の65%以上を占めており、2大市場と言えます。

上記のグラフからもわかるとおり、アメリカ、日本のみならず、アジアやヨーロッパなど幅広い市場で人気があることもわかります。また、MAU(月間アクティブユーザー)の指標においても『Pokémon GO』は際立っており、同期間の世界および日本の位置情報ゲームにおいて、2位以下に大きく差をつけてトップとなっています。

アメリカと日本の2大市場において、ユーザー層に差はあるのでしょうか。Sensor TowerのAudience Insightsのデータによると、2022年1月から2026年7月までの両市場のユーザー男女比を見ると、どちらの市場でも男性が多いものの、その傾向は日本がより強く(男性66%:女性34%)なっています。年齢層別ではアメリカが25歳から34歳の層が最多シェア(35%)なのに対し、日本は35歳から44歳が30%を占めて最多層となっています。

PokemonGO User-demographic-JP

各市場のアフィニティスコア別ユーザーペルソナを見ると、ゲーマーからの支持が高い傾向は共通していますが、日本はコアゲーマーが2位に入っており、同作の戦略性が評価されていると推察できます。

日本のポケGO起動率はアメリカを超える50%、攻略サイトを参考にするユーザーが多い傾向

アメリカとの比較では、日本は同作の起動率が安定的に高いことがデータからわかります。Sensor Towerのデータによると、2024年1月から2026年7月までの起動率を見ると、アメリカが平均40%程度にあるのに対し、日本では50%近くに達しています。

PokemonGO open-rate-JP

また、『Pokémon GO』は10周年を迎えるに当たり、日本での広告展開も実施しました。Pathmaticsのデータによると、2026年1月から7月までの日本におけるチャネル別インプレッション推移を見ると、6月にLINEにおいて大きな山が確認でき、インプレッションは7億以上に達しています。

PokemonGO impression-trend-by-channel-JP

一方、7月にはInstagramとモバイルアプリでそれぞれ4億以上のインプレッションが確認でき、シーズンに合わせて軸足を置くチャネルを変更していることがわかります。また、2026年1月から7月までのインプレッション総数は34億以上となっています。

『Pokémon GO』は10周年イベントのみならず、頻繁にゲームのアップデートやイベントを展開しています。これらの情報はウェブサイト(https://pokemongo.com/)上でもアナウンスされています。このウェブサイトへの流入元および遷移先を見ると、日本独自の傾向が確認できます。Sensor TowerのWeb Insightsのデータによると、流入元・遷移先共に上位は同作パブリッシャーのNiatinc、検索エンジンのGoogleとなっていますが、4位にゲーム攻略サイトのゲームウィズ(https://gamewith.jp/)が入っています。

PokemonGO Traficc-flowl-JP

効率よくほしいポケモンをゲットするためやイベントスケジュールの確認などで、同サイトを行き来しているのだと推察されます。

Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。

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Hideyuki Tsuji

Written by: Hideyuki Tsuji, Insights Strategist - Japan

Date: August 2026