2025年3月：世界のモバイルゲームの収益・ダウンロード数トップ10

2025年3月世界のモバイルゲーム収益ランキングトップ10

Sensor TowerのApp Performance Insightsのデータによると、Century Gamesの『Whiteout Survival（ホワイトアウト・サバイバル）』は、2025年3月に世界のモバイルゲーム収益ランキングでトップを獲得しました。大規模なゲーム内イベントとコンテンツアップデートが収益を後押ししました。2周年記念イベントの「Dawn Feasts」（3月6日から13日）では、コラボレーションクッキングイベント、フェスティバルコンペティション、限定報酬を提供し、プレイヤーのエンゲージメントを高めました。さらに、「Alliance Triumph」アップデートでは、新たなアライアンス活動と最適化を導入し、プレイヤーの支出をさらに促進しました。これらの戦略的な取り組みにより、2025年3月は同タイトルの過去最高の収益月となりました。

『Royal Match（ロイヤルマッチ）』は世界の収益ランキングで2位に浮上しました。複数の魅力的なイベントが収益を牽引し、特に「Ocean Odyssey」イベントでは期間限定ステージとユニークなチャレンジを提供。天文学博物館やロボティクスワークショップなどの新エリア（各100の新ステージを追加）が、プレイヤーを魅了する新コンテンツとなりました。『Last War:Survival Game（ラストウォー：サバイバル）』は3位に急上昇しました。シーズン3バトルパス、限定ヒーロー武器、そして定期的な「Gold Brick Event」によるボーナス報酬が収益を後押ししました。

『MONOPOLY GO!』が4位、『Honor of Kings』が5位となりました。世界のモバイルゲーム収益トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。

2025年3月の世界のモバイルゲーム市場では、App StoreとGoogle Playを通じた推定消費者支出額は67億9,000万ドルに達し、前月比5.6％増加となりました。アメリカは依然として世界最大のモバイルゲーム市場であり、約22億ドル（世界全体の31.9％）を記録しました。中国のiOS市場の収益が17.6％で2位、日本市場は14.3％で3位となりました。

『PUBG MOBILE』は収益成長ランキングでトップとなり、前月から9ランク上昇しました。7周年記念イベントでは「Golden Moon」テーマと砂漠テーマの環境を導入し、ラマダン期間と相まってプレイヤーの活動と収益化を促進しました。

放置RPG『Hero Without Flash（英雄没有闪）』は、中国本土市場でトップ10の収益ランキングに初めて入りました。横スクロールバトルシステムを採用し、自動化されたリアルタイムバトルで、プレイヤーは個性的なスキルと能力を持つファンタジーヒーローをチーム編成します。オフライン時でもリソースを収集できる放置系メカニクスは、アクセスしやすく報酬のあるゲームプレイを求めるハイブリッドカジュアル層にアピールしています。頻繁なキャラクター追加と季節イベントがさらに魅力を高めています。

『ウマ娘 プリティーダービー』も17ランク上昇し、収益成長量ランキングで10位を獲得しました。4周年記念イベントでは特別なイベントと限定コンテンツを展開し、熱心なファン層を魅了しました。

これらのトレンドは、イベント主導のコンテンツ、確立されたIP、戦略的なライブオプスアップデートが、モバイルゲームのエンゲージメントと収益化を持続させる上で重要であることを示しています。

2025年3月世界のモバイルゲームダウンロード数ランキングトップ10

『Block Blast!（ブロックブラスト）』は、2025年3月に世界で最もダウンロードされたモバイルゲームの座を獲得し、前月から1ランク上昇しました。『Free Fire』が2位、『ROBLOX』が3位、『Subway Surfers』が4位、『Ludo King』が5位となり、世界のカジュアルな層にアピールし続けています。

Sensor TowerのApp Performance Insightsによると、『Block Blast!』は2022年3月のリリース以来、約4億5,500万ダウンロードを達成しました。アメリカ、インド、インドネシアなどの主要市場での好調なパフォーマンスが成功を牽引し、アクセスしやすいパズルメカニクスと高いリテンション戦略が支えとなっています。

『Free Fire』は2位を維持し、インド、ブラジル、インドネシアを中心に19.2億ダウンロードを達成しました。頻繁なアップデートとコラボレーションによって、ミッドコア層のエンゲージメントを維持しています。

2025年3月の世界のモバイルゲームダウンロード数は43億に達し、前月比15%の増加となりました。インドが7億5,900万ダウンロード（全体の17.7%）でトップ、インドネシアとアメリカ（各7.6%）が続きました。

『I Am Cat』は世界のダウンロード数成長量ランキングで2位に急上昇しました。同作はユニークな猫テーマのゲームプレイ、短時間のセッション、TikTokでのバイラルプロモーションにより1,500万ダウンロードを達成しました。アメリカ、メキシコ、ドイツ、トルコ、フィリピンで人気を集め、ユーモアとアクセスしやすい形式が2025年初頭のヒット作となりました。

『Brainy Prankster』はダウンロード数成長量ランキングで4位に急上昇し、ハイパーカジュアル層でのバイラルアピールを活用しました。TheSunStudioのリドルベースの同作は、ドイツ、インドネシア、エジプト、ブラジル、インドで人気を集め、2025年2月のリリース以来1,400万ダウンロードを達成しました。

Miniclip.comの『Cricket League』は、ダウンロード数成長量ランキングで8位にランクインし、48ランク上昇となりました。2021年のリリース以来1億6,400万ダウンロードを達成し、クイックプレイのクリケットマッチ、3Dビジュアル、インド、パキスタン、スリランカなどのクリケット愛好市場での効果的なマーケティングが成功を支えています。Premier League Season 2025イベントでは、限定トーナメント、テーマ報酬、リアルタイムリーダーボードを導入し、新規プレイヤーの獲得と既存プレイヤーの再エンゲージメントを促進しました。

これらのトレンドは、シミュレーションゲームとパズルゲームの継続的な強さを示しており、革新的なゲームプレイメカニクス、ソーシャルプロモーション、地域別エンゲージメント戦略がダウンロード促進に重要な役割を果たしています。

注：Sensor Towerのダウンロードデータは、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、または同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています（例：FacebookとFacebook Lite）。

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