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Store Intelligence · Rui Ma · March 2025

[レポートシェアリング] 「2025年APAC地域パブリッシャーの非ゲームモバイルアプリ市場に関するインサイト」

このレポートは、APAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリの収益推移、収益・ダウンロード数のランキング、中国(iOS)、日本、韓国、東南アジア、インドにおける人気タイトルの実績、『DramaBox』および『ShortMax』の成功についてのケーススタディを提供しています。

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近年、世界的に非ゲームモバイルアプリの収益が急成長し続けています。APAC地域パブリッシャーの非ゲームモバイルアプリも例外ではなく、ショートドラマ、AIなどのアプリ収益の増加が特に目立っています。このレポートでは、APAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリの収益推移、収益・ダウンロード数のランキング、中国(iOS)、日本、韓国、東南アジア、インドにおける人気タイトルの実績、『DramaBox』および『ShortMax』の成功についてのケーススタディを提供しています。さらに詳しい情報については以下のボタンをクリックして、レポート全文を無料ダウンロードしてください。

注:本レポートではApp StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値のみを集計しており、広告収益およびサードパーティのAndroidマーケットでの収益は含まれていません。


2024年のAPAC地域パブリッシャーの非ゲームモバイルアプリトップ100の収益は25%増の180億ドルに

世界の非ゲームモバイルアプリ収益が急成長し続けており、2024年にはさらに25%増加して692億ドルに達しています。特に、人気ジャンルの2024年収益は全面的に増加しています。中でも収益が最も多いエンタメアプリの2024年収益は195億ドルで、前年から29%増加しています。

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この著しい成長傾向は、APAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリの収益においても同様であり、トップ100アプリの2024年収益の合計は180億ドルに達し、前年から25%増加しています。ショートドラマ、ショート動画、AIなどのモバイルアプリの急成長を受け、APAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリトップ100のうち、エンタメアプリの収益が41%、写真&動画アプリの収益が78%増加しています。

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『TikTok』は世界におけるモバイルアプリ収益のトップを維持

ショート動画アプリ『TikTok』の世界収益は、2024年も36%増加して世界モバイルアプリ収益ランキングでトップをキープ、収益成長量ランキングにおいてもトップに立っています。2024年の『TikTok』の地域別収益成長率は、中国本土(iOSのみ)で13%、アメリカで53%、ヨーロッパで53%となっています。

中国本土外においては、『DramaBox』『ShortMax』『GoodShort』などのショートドラマアプリの収益増加が非常に目立っており、2024年のAPAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリ中国本土外収益成長ランキングトップ20に8タイトルのショートドラマアプリが入っています。

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『Temu』は2024年の世界ダウンロード数が70%近く増加し、APAC地域パブリッシャー非ゲームモバイルアプリ中国本土外ダウンロード数ランキングで2位に躍進しました。また、ダウンロード数成長量ランキングではトップになっています。同アプリは、2024年にコロンビア、ブラジル、フィリピンなどの中国本土外市場の開拓に成功し、世界累計ダウンロード数が9億に迫っています。

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『红果短剧』と『豆包』の中国本土(iOSのみ)でのダウンロード数が2024年に激増

Bytedanceのショート動画アプリ『TikTok』は、2024年に中国本土(iOSのみ)における収益をさらに13%増加させ、非ゲームモバイルアプリ収益ランキングおよびダウンロード数ランキングでトップをキープしています。

Bytedanceのショートドラマアプリ『红果短剧』はリリースしたショートドラマの好評を受け、2024年にダウンロード数を急増させて8月以降『TikTok』を上回っています。その結果、同アプリの2024年の年間ダウンロード数は572%増と大幅に成長し、非ゲームモバイルアプリダウンロード数ランキングで2位になっています。

BytedanceのAIアプリ『豆包』は、2024年下半期にダウンロード数を大幅に増加させた結果、2024年全体でダウンロード数が21倍に増加してダウンロード数ランキングで3位に入っています。

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2024年の日本の非ゲームモバイルアプリ収益ランキングにおいて、『ピッコマ』がトップ、『LINEマンガ』が2位に入り、日本の漫画アプリ2つがトップ2を占めています。2024年末現在のIAP収益は、『ピッコマ』が約32億ドル、『LINEマンガ』が約29億ドルとなっています。

『TikTok』は、日本において収益を60%、ダウンロード数を36%増加させ、非ゲームモバイルアプリ収益ランキングで3位、同ダウンロード数ランキングでトップになっています。

『Temu』は、2024年の日本におけるダウンロード数が93%増と大幅に成長し、非ゲームモバイルアプリダウンロード数ランキングで2位に躍進しています。

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ショートドラマアプリは2024年に世界収益が15.1倍、ダウンロード数も9.6倍に激増

ショートドラマアプリは2024年に世界的に急成長を遂げ、収益が1,410%増加して14億7,000万ドルを超え、ダウンロード数が860%増加して5億を超えています。2024年末現在のショートドラマアプリ世界累計収益は15億9,000万ドル、同ダウンロード数は5億6,000万に達しています。

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『DramaBox』は2024年の収益が27倍、ダウンロード数が41倍に激増し、ショートドラマアプリの収益・ダウンロード・MAU(月間アクティブユーザー数)の各世界ランキングでトップを独占しています。2025年1月現在、『DramaBox』の世界累計収益は3億6,000万ドルを超えています。

『ShortMax』は2024年の収益が29倍、ダウンロード数が40倍に増加し、当期のショートドラマのダウンロード数ランキングとMAUランキングで2位、収益ランキングで3位についています。2025年1月現在、『ShortMax』の世界累計収益は2億1,000万ドルに達しています。

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『DramaBox』と『ShortMax』は『ReelShort』と異なり、東南アジアおよびラテンアメリカで利用者が多く、いずれのアプリも両地域でのダウンロード数の割合が60%以上ですが、収益の多くをアメリカ市場から得ています。

『DramaBox』と『ShortMax』のダウンロード数の急成長は広告出稿によるものであり、両タイトルの世界全体のダウンロード数に占める広告経由のダウンロード数割合はいずれも62%に達しています。『DramaBox』はAppLovinを主な広告出稿先としており、2024年第4四半期に世界全体で表示された広告クリエイティブの62%がAppLovinにおいて表示されています。一方、『ShortMax』はTikTokを主な広告出稿先としており、TikTokにおけるインプレッション数の割合は62%となっています。

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Rui Ma

Written by: Rui Ma, Mobile Insights Analyst

Date: March 2025