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2021年2月に日本でリリースされた『ウマ娘 プリティーダービー』(Cygames)は、歴史に名を残す名馬をモチーフにしたウマ娘たちを育成するゲームで、奥深い育成システムと高品質な3Dグラフィックスが支持されています。リリースから4年が経過した現在でもその人気は衰えておらず、日本の収益ランキング上位を維持しています。
同作の英語版『Umamusume: Pretty Derby』(Cygames)が、2025年6月にリリースされました(モバイル版とSteam版)。Steam版では、コントローラーによるゲームプレイや4Kグラフィックスなどの強化だけでなく、モバイル版とのデータ連携も可能となっています。
Sensor Towerのデータによると、2025年6月26日から7月25日までのモバイル版『Umamusume: Pretty Derby』の市場別ダウンロード数と収益シェアでは、いずれもアメリカがトップ市場となっています。アメリカはダウンロード数シェアで約30%ですが、収益シェアでは70%以上を占めており、高いRPDであることがわかります。
モバイル版『Umamusume: Pretty Derby』のアメリカでの人気はランキングにも反映されています。Sensor Towerのデータによると、同作はリリース1ヵ月間に、アメリカにおけるApp Storeのゲーム収益ランキングで最高4位(7月17日)となりました。
また、アメリカにおけるApp Storeのシミュレーションゲーム収益では同日にトップ、Google Playのシミュレーションゲーム収益では18日間トップの座を獲得しており、アメリカ市場デビューは好スタートと言える記録となっています。
一方、モバイル英語版と同日にリリースされたSteam版『Umamusume: Pretty Derby』でも、アメリカでの人気の高さがわかります。Video Game Insightsのデータによると、世界における市場別プレイヤー数のシェアで、アメリカが約30%を占めてトップとなっています。
また、Steamのゲーム所有本数を見ると、100本以上のプレイヤーが80%近くを占めており、コアSteamユーザーからの圧倒的な支持が確認できます。これは本格的な育成システムが、海外のゲーマーたちに受け入れられているのだと推察できます。
Video Game Insightsのデータによると、Steam版『Umamusume: Pretty Derby』のリリース1ヵ月間の世界におけるSteamのシミュレーションゲーム販売数においてもトップとなっており、2位の『Stardew Vally』に1.8倍近い差をつけています。
モバイル版・Steam版『Umamusume: Pretty Derby』はDAUも好調に推移しています。Sensor TowerとVideo Game Insightsのデータによると、リリース後どちらのバージョンも順調に推移しています。2025年7月16日には、サポートカードの「キタサンブラック」や「サトノダイヤモンド」の実装が行われたことを受け、DAUの上昇が確認できます。
『ウマ娘 プリティーダービー』といえば、同作のCMでも起用された「うまぴょい伝説」を想起する方も多いと思いますが、英語版にあたる「Umapyoi Legend」も公開されており、60万回以上の再生数を記録しています(2025年7月末現在)。歌詞は基本的に英語化されてますが、「君の愛馬が!」の部分などはそのまま使用されており、英語化について「Umazing」のコメントも多数見受けられます。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
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