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Sensor Tower · Hideyuki Tsuji · June 2025

2025年2月以降にDL数・収益が日本で急増しているColor Block Jam、世界のブロックパズル収益シェアの80%以上を占める

モバイルパズルゲームの『Color Block Jam』が人気となっています。日本では2025年2月から4月においてダウンロード数ランキングで52日間にわたってトップ10圏内を維持し、世界のモバイルブロックパズルジャンルにおいて、同期間の収益シェア80%以上になっています。

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2025年2月から日本でDL数・収益ともに急増したColor Block Jam、過去3ヵ月のDL数ランキングで52日間トップ10圏内をキープ

現代のモバイルゲームは、3Dグラフィックや迫力あるBGM・SEをセールスポイントにしているタイトルが多数あります。こうした中、サウンドがまったくないモバイルパズルゲーム『Color Block Jam』(Take-Two Interactive)が人気を集めています。

Sensor Towerのデータによると、2025年2月から4月の日本におけるモバイルゲームダウンロード数ランキングにおいて、8日間トップを獲得しています。若干のランキング変動はあるものの、トップ10圏内を52日間維持しており、安定した人気が確認できます。

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同作はSensor Tower上のプロダクトモデルにおいて、ハイブリッドカジュアルに属します。同期間の日本におけるハイブリッドカジュアルゲームのダウンロードランキングでは、『ちいかわぽけっと』(CyberAgent)に次ぐ2位のポジションで、160万以上のダウンロード数を記録しています。

『Color Block Jam』は世界リリースされています。Sensor Towerのデータによると、2025年2月から4月における同作の市場別シェアでは、ダウンロード数・収益ともにアメリカがトップ市場となっています。日本はダウンロード数では2位、収益は3位です。

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同作のパブリッシャーであるTake-Two Interactiveの世界におけるモバイルゲーム別シェアでは、ダウンロード数シェアでトップ(30%以上)、収益シェアで3位(9%)となっており、同社の人気タイトルとしてのポジションを固めつつあることがわかります。

日本で2月以降に収益急増、3月には30万ドル前後/週の収益を安定確保、世界のブロックパズル収益の80%以上を占める

日本における収益も右肩上がりの成長をデータから確認できます。Sensor Towerのデータによると、2025年2月から4月の週別収益で2月以降収益が急増しており、3月にはコンスタントに30万ドル前後の収益を上げています。

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『Color Block Jam』の収益は、世界レベルで見ても特筆すべきものがあります。Sensor Towerのデータによると、同作が属するモバイルブロックパズルジャンルにおける2025年2月から4月の世界収益ランキングでトップとなっています。2位の『Wood Away』(iKame)との差は10倍以上にもなっており、圧倒的な人気が確認できます。

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この収益のインパクトは、モバイルブロックジャンルの収益シェアにも現れています。Sensor Towerのデータによると、同期間のモバイルブロックパズルジャンルの世界における収益シェアでは、『Color Block Jam』が80%以上を占めています。

日本における『Color Block Jam』のユーザーは、どういった傾向にあるのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、同作のユーザーが一般人口と比較で使用する可能性が高いモバイルゲームを見ると(アフィニティスコア)、上位はモバイルパズルゲームで占められています。

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ですが、各タイトルのサブジャンルを見ていくと、シミュレーター(Tidy Master)、ソート(Girl Rescue: Dragon Out!、Color Slide)、数字(Number Sums)、ブロック(Blockudoku)となっており、多様な種類のモバイルパズルゲームファンに支持されていることがわかります。

Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。

Sensor TowerのApp Performance Insightsで、過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :

https://sensortower.com/ja/demo

Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。

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Hideyuki Tsuji

Written by: Hideyuki Tsuji, Mobile Insights Strategist - Japan

Date: June 2025