ブログ

Mobile App Insights · Hideyuki Tsuji · December 2025

日本のフードデリバリーアプリでDL数トップとなったRocket Now、MAUはUber Eatsが安定のトップ

モバイル端末の普及で、フードデリバリーサービスが活況を呈しています。日本では2025年にリリースされた『Rocket Now』のダウンロード数が急上昇しています。一方、Uber EatsはMAUで安定したトップポジションをキープしています。

RocketNow-Hero-JP

2025年1月登場のRocket Nowは、10ヵ月間で220万以上DL数を記録してトップに

忙しいときのランチやこれからの忘年会・新年会やホームパーティーの強い味方のフードデリバリーサービスは、アプリ注文が一般的です。Sensor Towerのデータによると、2024年1月から10月までの日本におけるフードデリバリーサービスアプリ(App IQ:Restaurant Ordering & Delivery)のダウンロード数で、『Uber Eats』(Uber Technologies)がトップとなりました。

DL-top3-Restaurant-Ordering-and-Delivery-JP

同期間におけるダウンロード数の2位は『出前館』(DEMAE-CAN)、3位は『Wolt』となっています。一方、2025年1月から10月までのランキングは異なっています。上記のグラフからもわかるとおり、『Rocket Now』(CP One Japan)が220万以上のダウンロード数でトップとなりました。『Uber Eats』は2025年1月から10月においてもダウンロード数200万以上をキープしていますが、『Rocket Now』の勢いがそれを上回っています。

「送料・サービス料のないフードデリバリーアプリ」として2025年1月に日本に登場した『Rocket Now』は、韓国のCoupangによる日本法人であるCP One Japanが運営しています。商品注文と同時に、正確な到着予定時間と商品配達ドライバーの動きをリアルタイムで確認できるなどのサービスを武器に、急速に日本で人気を得ています。

このダウンロード数急増は、彼らの広告展開が支えています。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から10月までの日本で人気のフードデリバリーアプリのダウンロードチャネルを見ると、『Rocket Now』は有料ディスプレイが34%、有料検索が17%となっており、これらの広告が全体の50%以上を占めています。

DLs-by-channel-Restaurant-Ordering-and-Delivery-JP

2016年リリースの『Uber Eats』、2010年リリース(iOS)の『出前館』は、リリースから時間が経過していることもあって認知が広がっており、オーガニックによるダウンロードが60%から70%となっています。こうした中に入っていくため、『Rocket Now』はリリースと同時に広告展開を強化しているのだと思われます。

ダウンロード数で僅差の『Uber Eats』と『Rocket Now』は、その広告チャネルにも違いが見られます。Pathmaticsのデータによると、2025年1月から10月までの日本における広告チャネル別インプレッションシェアでは、両者ともInstagramがメインチャネルで、TikTokと合わせて60%から70%程度のシェアになっていることは共通しています。

Imp-share-by-channel-RocketNow-UberEats-JP

一方で、『Rocket Now』はモバイルアプリを含めてより均等なチャネル展開をしており、広い認知拡大を狙っているのだと推察できます。

MAUではUber Eatsが安定トップ、Rocket Nowは45歳以上の中高年ユーザー層からの支持が高い

では、MAU(月間アクティブユーザー数)の面ではどうなっているでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から10月までの日本で人気のフードデリバリーアプリ(App IQ:Restaurant Ordering & Delivery)のMAU推移では、『Uber Eats』が安定してトップポジションをキープしています。

また、同期間のダウンロード数で3位の『出前館』は、『Uber Eats』に次ぐMAU推移を見せています。『Rocket Now』は2025年7月からMAUが右肩上がりの推移を示しており、今後どこまで伸びていくかに注目が集まります。

『Rocket Now』はユーザーの年齢分布でも特徴が見られます。Sensor Towerのデータによると、2025年1月から10月までの日本で人気のフードデリバリーアプリの年齢分布を見ると、『Rocket Now』ユーザーの平均年齢は35歳で、最も高くなっています。

User-demographic-Restaurant-Ordering-and-Delivery-JP

年齢分布を詳細に見ていくと、『Rocket Now』では55歳以上のユーザーが10%存在しており、これは『Uber Eats』の2倍となっています。45歳から54歳の層についても同じことが言え、中高年層からの支持が高いことがわかります。

Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。また、MAUは予測値です。

データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。

Sensor TowerのApp Performance Insightsで、過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :

https://sensortower.com/ja/demo

Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。

Sensor Tower - モバイル市場の羅針盤

  • メディアに関するお問い合わせ:press-apac@sensortower.com

  • ビジネスに関するお問い合わせ:sales@sensortower.com

  • ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower JapanのXで:@SensorTower_JP

※コンテンツを共有する場合は、「Sensor Tower」と出典を明記してください。



Sensor Towerのインテリジェンスプラットフォームについてもっと詳しく知りたい方はこちら


Hideyuki Tsuji

Written by: Hideyuki Tsuji, Insights Strategist - Japan

Date: December 2025