Mobile App Insights · Donny Kristianto · August 2026
2026年7月:世界のモバイルゲーム収益・ダウンロード数トップ10
『Honor of Kings』が2026年7月の世界モバイルゲーム収益ランキングでトップへ急上昇しました。『Pokémon GO』『Gossip Harbor(ゴシップ・ハーバー)』『Whiteout Survival(ホワイトアウト・サバイバル)』と『Royal Match(ロイヤルマッチ)』が世界収益ランキングトップ5にランクインしました。
2026年7月世界のモバイルゲーム収益ランキングトップ10
Sensor TowerのApp Performance Insightsのデータによると、『Honor of Kings』は中国版とグローバル版全体で最適化されたコンテンツの展開によって、7月の世界モバイルゲーム収益をリードしました。中国市場においては、最新のシーズンアップデート終了後、Westward Demon Sealing Chronicle(西行封妖記)をテーマ にしたキャラクタースキンが登場する7日間のイベントが開催されました。グローバル版では、犬夜叉とのコラボレーションやプレミアム限定コスメティック、さらには大規模なeスポーツ大会を活用し、プレイヤーに高いエンゲージメントと支出を維持させました。
『Pokémon GO』は、同作の年間最大級イベントPokémon GO Fest 2026:グローバルおよび10周年記念イベントによって、再び傑出したパフォーマンスを発揮しました。みずタイプのポケモン「メッソン」を主役としたコミュニティ・デイ、10周年記念パーティーとプレイベント伝説への道(大いなる軌跡)など綿密に構成された段階的なアプローチが、有料チケット制のフェスティバルへの期待感を高めました。Nianticは周年をテーマにしたイベントや報酬を展開して勢いを維持し、1ヵ月間にわたって展開されたGOパスが追加のチャレンジとプレミアム報酬を提供しました。
その他の収益上位ゲームは、テーマに沿ったコンテンツを継続的に投入することによって、高いエンゲージメントとマネタイズ力を維持しました。『Gossip Harbor(ゴシップ・ハーバー)』は、サッカー大会とストーリー主導型のココのエジプト大冒険を開催し、海の奇跡や夢のドールハウスといったコレクションイベントを並行して実施し、プレイヤーが目指すべき短期的な目標を複数提供しました。『Whiteout Survival(ホワイトアウト・サバイバル)』は、新世代のコレクション要素を持つヒーローを導入した後、大規模なチーム対抗戦や攻城戦へと展開を広げました。『Royal Match(ロイヤルマッチ)』は、Summer Passに合わせてコレクション挑戦イベント、ドラゴンをテーマにした協力型イベント、そして新たなストーリーコンテンツを同時に展開しました。
世界のモバイルゲーム収益トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。
2026年7月のApp StoreとGoogle Playを通じたモバイルゲームへの世界の消費支出は66億ドルに達し、前月比7.7%増となりました。アメリカは収益シェア29.5%でトップ市場となり、中国(iOSのみ)が16.7%、日本が12.3%でこれに続きました。
収益成長量ランキングでは、『Pokémon GO』がトップ、『Honor of Kings』が2位にランクインし、絶対収益ランキングでの両タイトルの強固な地位を改めて裏付けました。こうした実績は、『Pokémon GO』における周年記念イベントを中心としたスケジュールや、『Honor of Kings』における市場特化型のアップデートやコラボレーションの大きな影響力を反映しました。
人気のバトルロイヤルタイトル『Game for Peace』と『PUBG MOBILE』は、7月の世界収益成長量ランキングでそれぞれ4位と5位にランクインしました。『Game for Peace』は、人気タレントをアンバサダーに起用した大規模なSummer Adventureアップデートを実施し、さらに中国の人気SFアニメSwallowed Starとのコラボレーションを展開しました。一方の『PUBG MOBILE』は、NARUTO-ナルト- 疾風伝やフェラーリとのコラボレーション、期間限定コンテンツ、そしてエースロイヤルパスシリーズのシーズン20から登場した限定スキン報酬によって、世界中のプレイヤーを惹きつけました。
2026年7月にリリースされた『hololive Dreams(ホロライブドリームス)』は、ホロライブメンバーをプレイヤーがチームに編成できる収集可能なキャラクターに変えます。ファンに推しタレントとつながる新たな機会を提供します。7月23日のリリース直後には、早期プレイを促す特典が用意され、水着姿のキャラクターが登場するガチャや夏のストーリーイベントといった初の季節限定コンテンツも展開されました。
7月の世界収益成長量ランキングでトップ10入したタイトルの中には、大型アップデートや継続的な新コンテンツの投入によって勢いを増した、APAC地域のキャラクター主導型タイトルがいくつか見られます。『ゼンレスゾーンゼロ』は新たなS級キャラクターの追加とVer. 3.1の2周年記念イベントと合わせて急成長を記録し、『勝利の女神:NIKKE』は夏やキャラクターに焦点を当てたイベントを連続して開催することで好調を維持しました。6月にリリースされた『SOL: enchant』が引き続き支持を広げたほか、『Eggy Party』も力強いV字回復を見せました。これらは、ミッドコアからカジュアルまで幅広いジャンルにおいて、定期的なアップデートを行うタイトルが持つ大きな魅力を裏付けるものと言えます。
全体として、7月に好調だったモバイルゲームを見ると、持続的な成長を牽引しているのは、適切なタイミングでのライブオペレーション、効果的なイベント展開、影響力の高いIPコラボレーション、そして現実世界の文化的トピックとの連動であることを示しています。Sensor TowerのPlaylinerで、ライブオペレーションの実行、マネタイズのパフォーマンス、世界のモバイルゲーム市場全体のプレイヤーエンゲージメントトレンドについて、より深いインサイトを探索してください。
2026年7月世界のモバイルゲームダウンロード数ランキングトップ10
2026年7月に世界で最もダウンロードされたモバイルゲームは『ROBLOX』となり、『Free Fire』は2位に維持しました。『Block Blast!(ブロックブラスト)』『Arrow Puzzle(アローパズルゲーム)』と『サッカースーパースター』がダウンロード数トップ5にランクインしました。
『ROBLOX』がトップを維持できた背景には、多様な夏イベントとブランド体験の絶妙な掛け合わせがありました。釣りやファッションをテーマにしたフィッシュフェストやプリズム・ランウェイショーが7月を通じてユーザーエンゲージメントを牽引し、ローリングストーンズとのインタラクティブな音楽体験がプラットフォームとしてのエンターテインメント性を高めました。FIFAスーパーサッカーがFIFAワールドカップ2026の盛り上がりを維持し、MMORPGヴェステリアのリリースや、同月下旬に向けたタクティカルFPSタイトルTTK先行プレビューなどを実施しました。この一連の展開は、RobloxがマルチジャンルやIPを同時に活性化させる能力を再確認させました。
『Free Fire』は7月に9周年記念イベントと大人気IPブルーロックとのコラボレーションに支えられ、好調なダウンロードの勢いを維持しました。周年記念限定報酬や期間限定コンテンツが7月23日までユーザーの関心を惹きつけ続けたほか、中旬からはブルーロックをテーマにした限定スキンや報酬が新規プレイヤーの獲得に貢献しました。
7月はFIFAワールドカップ2026シーズンが盛り上がりを見せる中、多くのパブリッシャーがこの世界的な盛り上がりを活かした話題性を創出し、新規プレイヤーの獲得へと繋げました。トップ10の中に『Soccer Superstar(サッカースーパースター)』『Football League 2026』『EA SPORTS FC™ サッカー Mobile 2026』と『eFootball™』がトップ10にランクインしたことは、サッカーをテーマにしたコンテンツやタイムリーなキャンペーンがダウンロード数の増加を後押ししたことを示しました。
2026年6月、世界のモバイルゲームダウンロード数は37.2億に達し、前月比2.2%増となりました。インドが6億900万ダウンロード(16.4%)でトップとなり、アメリカ(7.8%)、ブラジル(6.3%)と続きます。
ダウンロード数成長量ランキングでは、『Smash Fest!』がトップを記録しました。同作は、おなじみのパズルゲームの仕組みに、物理演算を活かした遊び心あふれる要素を組み合わせています。爽快な連鎖反応、直感的な操作性、ユーモラスな猫のキャラクター、そして短時間で遊べるセッション設計が、特にハイパーカジュアルのプレイヤーにとっての圧倒的な親しみやすさを生み出しています。主なダウンロード上位市場には、アメリカ、インド、日本、ロシア、ブラジルなどが含まれています。
2位にランクインした『Painty Hide n Seek』は、カラフルなスティックマンの世界を舞台に、オーソドックスな「かくれんぼ」とペンキを使ったカモフラージュ要素を融合させたタイトルです。シンプルなルール、三人称視点、そして遊び心あふれる3Dフィールドが、手軽に対戦を楽しみたいプレイヤーを惹きつけています。特にインドネシア、インド、ベトナム、ブラジル、トルコで大きな人気を集めています。
3位の『Top Tycoon: Coin Theme Empire』は、コインを奪い合うゲーム性とテーマパークの建設・育成システムを融合させたタイトルです。プレイヤーは奪った資源をテーマパークの拡大へと再投資し、成長や見た目の変化を達成感のあるサイクルで楽しめます。ソーシャルな競争要素や長期的な育成目標は、特にインド、アメリカ、トルコにおいて高い人気を集めました。
7月中旬にFIFAワールドカップ2026が閉幕を迎え、大会の熱気をモバイルゲームへと拡大させたサッカーテーマのゲームタイトルがダウンロード数が急増しました。『Soccer Superstar(サッカースーパースター)』や『Football League 2026』は、ワールドカップにインスパイアされた大会モードやスピード感のあるチャレンジ要素を導入した一方、『Mini Soccer: Football Cup 2026』や『Flash Peak: Freestyle Football』は、絶妙なタイミングでの展開と親しみやすいアーケード調のゲームプレイを武器に、多くのサッカーファンの心を掴みました。
Sensor Towerで集計された収益に関するデータは、App StoreおよびGoogle Playにおける収益のIAP推定値であり、広告収入、サードパーティのAndroidマーケットにおける収益およびパブリッシャー公式サイトなどの決済システムにおける直接収入は含まれていません。特に純利益とのことわりがない限り、データはいずれも収益総額(プラットフォームシェアリング部分の控除前)を示しています。 また、ダウンロード数データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロード数データは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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