当社はVideo Game Insights(VGI)を買収しました。
Sensor TowerのApp Performance Insightsによると、FirstFunの『Last War:Survival(ラストウォー:サバイバル)』は2024年12月の世界のモバイルゲームでトップ収益を記録しました。この成果は、12月23日に開始されたクリスマスイベントによるものと思われます。パブリッシャーは同作のユーザー獲得活動を強化し、同期間中にFacebook、Instagram、TikTokでの広告に多額の投資を行いました。これらの施策の結果、プレイヤーのエンゲージメントと支出が急増し、IAP収益が過去最高を記録した週となりました。
世界のモバイルゲーム収益トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。
2024年10月下旬にリリースされた『Pokémon TCG Pocket』は、世界のモバイルゲーム収益ランキングで2位を獲得しました。12月17日に追加された拡張パック「幻のいる島」では、レアポケモンが登場する限定カードパックや期間限定特典が展開され、IAP収益が急増しました。その直後の12月26日からの「雷ポケモン大量発生イベント」では、特定のポケモンとの遭遇やバトルの機会を増やし、プレイヤーのエンゲージメントと消費額をさらに押し上げました。こうした戦略が功を奏し、日本、アメリカ、フランス、台湾、ドイツが大きく収益向上に貢献し、同作の世界総収益は現在までに3億9,000万ドルを超えています。
Scopelyの『MONOPOLY GO!』が3位、『Royal Match(ロイヤルマッチ)』が4位、『Roblox』が5位を獲得しています。
2024年12月の世界のモバイルゲーム市場では、App StoreとGoogle Playを通じた推定消費者支出額は69億8,000万ドルに達し、前月比5.1%増加となりました。アメリカは依然として世界のモバイルゲーム市場で最高収益を維持し、およそ22億ドルを記録。これは世界収益の31.8%に相当する額です。中国のiOS市場の収益が15.5%で2位となっており、日本市場は15.6%で3位となりました。
miHoYoの『Honkai: Star Rail(崩壊:スターレイル)』と『Zenless Zone Zero(ゼンレスゾーンゼロ)』は、大型アップデートやイベントで、年末年始に大きな増収を達成しました。『Honkai: Star Rail』は、12月4日に新ストーリーを含むVer.2.7をリリースし、12月25日には限定星5キャラクター「帰忘の流離人」が登場し、大きな盛り上がりを見せました。一方、『Zenless Zone Zero』ではバージョン1.4がリリースされ、星見雅と浅羽悠真がプレイアブルキャラクターとして追加されたほか、新章も追加されましたた。これらのアップデートによって、同作は24ランクアップの18位、『Zenless Zone Zero』は34ランクアップの22位となりました。また、両タイトルの成長率も際立っており、それぞれ月間4位と6位にランクインしています。
ターン制RPG『GIRLS' FRONTLINE 2: EXILIUM(ドールズフロントライン2:エクシリウム)』が2024年12月の世界のモバイルゲーム収益成長量ランキングで5位となり、世界の収益ランキングでは38位にランクインしました。HaoPlayがパブリッシングした本作は、2023年12月に中国でリリースされ、その1年後には日本、アメリカ、韓国、タイなどの市場で好評を得て世界展開しました。日本、韓国、アメリカ、台湾の収益貢献で、IAP収益は2,900万ドルを突破。高い製品価値、ポストアポカリプスSFの設定、個性的なキャラクターデザインがミッドコア層の共感を呼び、世界的な躍進に拍車をかけました。
2024年12月に世界で最もダウンロードされたモバイルゲームは、『Garena Free Fire』が1位をキープ、2位は『Block Blast!(ブロックブラスト )』3位は『Roblox』となりました。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのデータによると、2024年12月に世界で最もダウンロードされたモバイルゲームは『Garena Free Fire』で、新たに3,500万を超えるダウンロード数を記録、累計ダウンロード数は18億2,000万に達しています。新規ダウンロードの42%をインドが占め、次いでインドネシアが17.8%、ブラジルが6.3%でした。12月4日から開催された「Winterlands: Aurora」イベントでは、バミューダのマップが氷の世界をテーマに変身し、新キャラクター「Koda」が登場してお祭りの雰囲気を盛り上げました。
Hungry Studioがパブリッシングするブロックパズルゲーム『Block Blast!』は、2024年12月に世界のモバイルゲームダウンロード数ランキングで2位を獲得、2022年3月のリリース以来、累計3億6,700万ダウンロードを達成しました。アメリカ、インド、ブラジル、インドネシア、フィリピンなどの市場で人気を博している同作は、ミニマルなフラットアートスタイルとテーブルトップをテーマにした設定で、ハイパーカジュアルなオーディエンスにアピールし続けています。2024年を通して、Hungry Studioのユーザー獲得戦略はソーシャルメディアに大きく依存し、InstagramとTikTokが重要な役割を果たしました。Sensor TowerのPathmatics Advertising insightsによると、12月だけで、TikTokはアメリカにおけるゲームの広告インプレッションの90%以上を占め、TikTokがコアな視聴者にリーチし、ゲームの持続的な成功を促進する役割を果たしたことを示しています。
世界のモバイルゲームダウンロード数トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。
2024年12月、App StoreとGoogle Playからの世界のモバイルゲームダウンロード数は41億8,000万を超え、前月比で6.4%増加しています。市場別シェアではインドがトップで6億4,700万ダウンロードを記録、世界ダウンロード数の15.5%を占めています。2位はアメリカで8.2%、3位はブラジルで7.8%です。
12月の2つの注目すべきモバイルゲームとして、『Squid Game: Unleashed(イカゲーム:地獄のデスマッチ)』と『Infinity Nikki(インフィニティニキ)』が挙げられ、ダウンロード数成長量でトップ10入りを果たしました。
Netflixからリリースされたするバトルロイヤルゲーム『Squid Game: Unleashed』は、世界のモバイルゲーム数成長量で6位にランクインしました。12月17日にリリースされた同作は、Netflixのヒットシリーズにインスパイアされたもので、アメリカのiOS App StoreとGoogle Playで最もダウンロードされたアクションゲームとなりました。世界的に見ても、アメリカ、ブラジル、インド、メキシコ、フランスなどの主要市場で1,000万ダウンロードを突破しており、人気IPがモバイルゲームの成功に強い影響を与えていることがわかります。
『Love and Deepspace(恋と深空)』を手がけたPaper Gamesのオープンワールドアドベンチャー『Infinity Nikki』は、世界のモバイルゲームダウンロード数成長量で8位を確保しました。ハイファンタジーなアドベンチャー設定、ダイナミックなカメラ視点、3Dアニメのアートスタイルで、同スタジオの旧作ファンの共感を呼びました。2024年12月に世界リリースされて以来、同作は中国、アメリカ、日本、タイでの好調なダウンロードに牽引され、550万ダウンロードを突破しました。
注:Sensor Towerのダウンロードデータは、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、または同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
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