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ありとあらゆる多彩なジャンルのモバイルゲームがリリースされ続けている中、日本のジャンル別モバイルゲームダウンロード数で、パズルが圧倒的なシェアを持っています。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本におけるジャンル別モバイルゲームダウンロード数シェアで、パズルは30%以上を占めており、他ジャンルを圧倒しています。
上記のグラフからもわかるとおり、2位のアーケード、3位のシミュレーション、4位のRPGは大きな差がないものの、トップのパズルはこれらの3倍近いシェアを持っています。
同期間の日本におけるモバイルパズルゲームのダウンロード数ランキングはどうなっているでしょうか。Sensor Towerのデータによると、トップは2024年7月にリリースされた『Car Jam』(Mindscaplay)で、350万近くを記録しています。
2位の『ブロックブラスト』(Hungry Studio)も300万以上のダウンロード数を達成しており、この2つのモバイルパズルゲームが頭ひとつ抜けています。トップ5のモバイルパズルゲームのサブジャンルを見ると、『Car Jam』がソート、『ブロックブラスト』と『Color Block Jam』(Take-Two Interactive)がブロック、『ねこ探し』(Agave Games)がアイテム探し、『ロイヤルマッチ』(Dream Games)がマッチスワップと、大きな偏りなくさまざまなタイプのパズルが楽しまれていることがわかります。
これらダウンロード数トップ5のモバイルパズルゲームにおいて共通していることは、いずれも海外パブリッシャーのタイトルである点です。ダウンロード数をトップ10まで拡大してみても、10タイトル中9タイトルが海外パブリッシャーのタイトルとなっており(日本パブリッシャーのモバイルパズルゲームは、『LINE:ディズニー ツムツム』が7位)、海外勢のモバイルパズルゲームが日本で支持を集めていることがわかります。
一方、収益面では様相が異なります。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本におけるモバイルパズルゲームの収益ランキングでは、『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)が2億ドル以上の収益を記録してトップとなっています。
収益トップ5のモバイルパズルゲームでは、5タイトル中3タイトルが日本パブリッシャーのタイトルです。これら3つのタイトルは、いずれもリリースから10年以上経過しており、日本を代表するモバイルゲームでもあります。
また、ロングヒットタイトルが上位を占める中、2025年にリリース4年目を迎えた『ロイヤルマッチ』は2位となっており、急激に人気を集めていることがわかります。トップ5中のタイトルでは、同作が最も若いモバイルパズルゲームです。
同期間の収益成長量では、海外タイトルの好調ぶりがわかります。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本におけるモバイルパズルゲームの収益成長量ランキングでは、上位5タイトルすべてが海外パブリッシャーのタイトルです。
これら5タイトルをパブリッシャーで見ると、『ゴシップハーバー』と『シーサイド エスケープ』はMicrofun、『トゥーンブラスト』と『マッチファクトリー』はTake-Two Interactiveがパブリッシャーとなっており、これに『ロイヤルマッチ』のDream Gamesを加えた3つのパブリッシャーが上位を独占していることがわかります。
同期間の平均MAUでは、『LINE:ディズニー ツムツム』(LY Corporation)の圧倒的な強さが際立っています。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本におけるモバイルパズルゲームの平均MAUで、同作は2位の『トゥーンブラスト』に対して2.5倍以上の差をつけてトップなっています。
また、3位には『妖怪ウォッチぷにぷに』(Level-5)がランクインしています。日本発の同作も『LINE:ディズニー ツムツム』と同じく、日本で人気のIPを活用したモバイルパズルゲームです。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
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