2012年11月にリリースされたリアルタイムストラテジー『にゃんこ大戦争』(PONOS)。ユーモラスなキャラクターとは対象的に、戦略性の高いゲーム性が支持されています。また『にゃんこ大戦争』には、お城に忍び込んでお宝を奪い合う『にゃんこ大泥棒』、カジュアルゲームの『にゃんこクエスト』や『にゃんこ新日本』などのシリーズタイトルもリリースされています。
入れ替わりの激しいモバイルゲームの世界において、10周年を迎えるタイトルは多いわけではありません。2022年11月にリリースから10年を迎えた『にゃんこ大戦争』は、Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、世界における総収益は6億ドル近くになっています。
『にゃんこ大戦争』は日本以外にも複数の市場でリリースされています。Sensor Towerのデータによると、2012年11月から2022年11月の世界における市場別の収益シェアでは、日本が70%近くを占めています。収益シェア2位以下のアメリカ、韓国、台湾の3市場の合計で約25%となっています。
『にゃんこ大戦争』の10周年イベントは、2022年11月15日にスタートしました。イベント開始前日には日本のApp Store Top Grossingランキングで同作は110位でしたが、イベント開始日に6位に急上昇。その後、下降傾向が見られたものの、12月に入って再び上昇に転じており、ロングヒットタイトルの底力がランキングに反映されています。
10周年記念イベントは12月27日まで続く予定となっており、ログインキャンペーンやガチャに使用できるネコカンが最低1,000個もらえる「にゃんこスロット」など、手軽に10周年を楽しめる施策も多数展開しています。
『にゃんこ大戦争』はリアルタイムストラテジージャンルのモバイルゲームですが、同ジャンルにおいても圧倒的な人気を得ています。Sensor Towerのデータによると、2019年~2022年(1月~11月)の4年連続で、日本におけるリアルタイムストラテジージャンルの収益トップを維持しています。同期間における2位の『城とドラゴン』(asobism)との収益差も大きく、独走と呼べる状態が続いています。
この2タイトルでは、ユーザーの年齢分布において35歳-44歳が最も多いのは同じ傾向です。しかし、『にゃんこ大戦争』は突出した層がほとんどなく、幅広い年齢層に支持されていることがわかります。
ゲームタイトルやアニメ作品とコラボするのはモバイルゲームでは珍しくありませんが、『にゃんこ大戦争』はこれまでにユニークなコラボを実施しています。過去には、東京スカイツリー(2019年)、日清焼そばU.F.O.(2020年)、日本中央競馬会(2021年)など、モバイルゲームのコラボ相手としては珍しいものも。2023年もあっと驚くコラボ相手が出てくるのでしょうか。
また、2022年12月17日、18日の2日間は、東京で10周年記念のリアルイベントが開催されます。『にゃんこ大戦争』の10年間を振り返る年表や歴代キャラのイラストなどが展示される予定となっています。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!REQUEST DEMOボタンからデモのリクエストが可能です。 : https://sensortower.com/ja/product/store-intelligence
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