当社はVideo Game Insights(VGI)を買収しました。
Sensor TowerのApp Performance Insightsによると、Tencentの『Honor of Kings』は2025年4月に世界のモバイルゲーム収益ランキングでトップを奪還し、前月から4ランク上昇しました。『Last War:Survival(ラストウォー:サバイバルl』が2位に上層し、『Whiteout Survival(ホワイトアウト・サバイバル)』『MONOPOLY GO!』『Royal Match(ロイヤルマッチ)』がトップ5を形成しました。
『Honor of Kings』が収益トップの座を奪還したことは、パブリッシャーの継続的なコンテンツ革新と戦略的なIPコラボレーションの成果です。4月の復調は「Five-Five Friends Festival」が牽引し、サンリオとのパートナーシップ、新ゲームプレイモード、魅力的な新アーサースキンなど、Tencentの新規で魅力的なコンテンツへの取り組みを示しました。
季節テーマのライブオプスはプレイヤーのエンゲージメントと収益化のカギとなります。『Last War:Survival』の2位浮上は、イースターイベントによる新キャッスルスキンやブーストなど、季節的な関心を活用した魅力的なイベントが貢献しました。同様に、『Whiteout Survival』はわずかな順位下落にもかかわらず、イースターイベントと大規模な「Snowbusters」アップデートなど、一貫した魅力的なイベント提供によって、2025年4月もトップ3の強固な地位を維持しました。
『MONOPOLY GO!』は4位を維持し、ソーシャル機能と定期的なイベントを活用し続けています。4月には「City Racers」の復活と「Adventure Club Vikings!」イベントを展開しました。『Royal Match』は若干順位を下げたものの、パズルゲームプレイと頻繁なアップデートにより、トップ5の地位を維持しています。
世界のモバイルゲーム収益トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。
2025年4月の世界のモバイルゲーム市場では、App StoreとGoogle Playを通じた推定消費者支出額は64億8,000万ドルに達し、前月比4.5%減少となりました。アメリカは依然として世界最大のモバイルゲーム市場であり、約20億ドル(世界全体の31.5%)を記録しました。中国のiOS市場の収益が18.8%で2位、日本市場は13.2%で3位となりました。
『崩壊:スターレイル』は上位タイトルの中で最も大きな収益成長を示し、24ランク上昇しました。この急成長は、新キャラクター「Castorice(キャストリス)」と「Anaxagoras(アナクサゴラス)」をフィーチャーしたメジャーアップデートと「Let's Run Star Rail WORLD!(STARRAIL☆WORLD)」などの魅力的なイベントが牽引しました。
新規タイトルの『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』は、人気のガンダムIPを活用したターン制タクティクスで、特に日本でファンの共感を得て大きな収益化を実現しました。これらのトレンドは、一貫したコンテンツアップデート、魅力的なライブオプス、確立されたIPの強さがモバイルゲームの収益成長を牽引していることを示しています。
『Block Blast!』は2025年4月も世界で最もダウンロードされたモバイルゲームの座を維持しました。『ROBLOX』が2位に上昇し、『Free Fire』『Subway Surfers』『Ludo King』がトップ5を形成しました。
『Block Blast!』のダウンロード数での継続的な優位性は、アメリカ、インド、インドネシアなどの主要市場において、アクセスしやすいパズルメカニクスと効果的なユーザー獲得戦略の広範な魅力を示しています。例えば、同作はインドネシアで強固な可視性を維持し、3月にトップを記録した後、4月もTikTokでの広告主のシェアオブボイスで2位を維持しました。
『ROBLOX』の2位浮上は、その永続的な人気と、広範なユーザー生成コンテンツとソーシャル体験を通じて新規ユーザーを引き付ける能力を示しています。2025年4月の勢いは、「NFL Universe Football」のリリースや「Cinnamoroll Cloud Land(シナモロールクラウドランド)」でのサンリオIPの継続的な魅力など、人気のブランド体験によってさらに増幅され、確立されたブランドがプレイヤーの獲得と維持に果たす重要な役割を示しました。
『Free Fire』は3位を維持し、特にインド、ブラジル、インドネシアなどの市場で強固なダウンロードの勢いを維持しています。定期的なアップデートと魅力的なバトルロイヤルゲームプレイに加え、4月下旬の「Midnight Ace Is Here!」イベントでは新キャラクターと宝探しを導入し、さらに勢いを増しました。
『Subway Surfers』は4位を維持し、シンプルながら中毒性のあるエンドレスランナーゲームプレイで世界中のプレイヤーを引き付け続けています。『Ludo King』も順位を維持し、特にインドやインドネシアなどの市場で、モバイル空間におけるクラシックボードゲームの永続的な魅力を示しています。
2025年4月の世界のモバイルゲームダウンロード数は39億3,000万に達し、前月比8.4%の減少となりました。インドが7億3,900万ダウンロード(全体の18.8%)でトップ、アメリカとインドネシア(各7.5%)が続きました。
『Delta Force』は世界のダウンロード数で最大の急成長を示し、成長量で1位、総合で6位となりました。特に、アメリカとブラジルにおける大幅な増加は、2025年4月の世界的なリリースの成功を示しています。これは事前登録キャンペーンと世界的な展開の調整、革新的なFPS/TPSゲームプレイ、クラシックNovaLogic PC FPSへのノスタルジーを活用した結果と考えられます。
シミュレーターの『Cookingdom(料理の国)』も著しいダウンロード成長を示し、成長量で2位、総合で8位となりました。これは、アメリカ、ブラジル、インドネシアでのシミュレーターゲームプレイへの強い初期関心を示しており、人気の料理シミュレーションゲームで一般的な魅力的なビジュアルと満足感のある進行ループが牽引したと考えられます。
NetEaseのサバイバルゲーム『Once Human』は、昨年の成功したPC版をモバイル版として、2025年4月のリリース後、世界のダウンロード数成長量で5位に急上昇しました。中国、アメリカ、日本、メキシコ、ブラジルなどの主要市場で強い初期エンゲージメントを示し、ユニークな3D SFサバイバル体験でミッドコアプレイヤーを魅了し、クロスプラットフォームIP展開の可能性を示しました。
『Delta Force』と『Cookingdom』の強い成長、そして『Once Human』などの新規参入タイトルの成功は、モバイルゲーム市場のダイナミズムを示しています。これらの成功は、確立されたゲームプレイの魅力、クロスプラットフォーム適応の影響、そして高ダウンロード数のための事前登録、世界的な展開、ソーシャルメディアマーケティングの重要性を強調しています。
注:Sensor Towerのダウンロードデータは、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、または同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
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