当社はPlaylinerを買収しました。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのデータによると、FUNFLYの『Last War: Survival(ラストウォー:サバイバル)』が2025年6月の世界で最も収益を上げたモバイルゲームとなりました。『Candy Crush Saga(キャンディークラッシュ)』が2位、『Honor of Kings』が3位と続きます。
『Last War: Survival(ラストウォー:サバイバル)』の成功は、2025年6月の定期的なイベントの継続的な展開によって支えられました。ゲームは、Alliance DuelやZombie Siegeなどの要求度の高い週間・月間チャレンジを通じて、ミッドコアプレイヤーベースを維持しました。これらのイベントでは、価値の高い報酬を獲得するために個人戦略とアライアンス全体での戦略の両方が必要とされました。
『Candy Crush Saga(キャンディークラッシュ)』は、競争型のCandy Summer CupトーナメントとスキルベースのCandy Pinsコレクションイベントを戦略的に組み合わせることで、2025年6月にトップ3に再びランクインしました。この組み合わせは、競争志向のプレイヤーとカジュアルプレイヤーの両方に対応し、ランキング上昇に必要な持続的なデイリーエンゲージメントを生み出しました。
『MONOPOLY GO!』の成功は、西洋市場での頻繁なイベント開催によるもので、2025年6月の収益増加は主に「Rebel Racersトーナメント」によってもたらされました。このスター・ウォーズIPとのコラボイベントでは、限定AT-ATプレイヤートークンや反乱同盟軍シールドなどの限定報酬を提供し、プレイヤーの支出を促進しました。
世界のモバイルゲーム収益トップ10の全ランキングは、上記のチャートをご覧ください。※サードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておりません。
2025年6月のApp StoreとGoogle Playを通じたモバイルゲームの世界消費支出は約51億ドルに達し、前年同期比3.4%の減少となりました。アメリカは17.2億ドルの収益(シェア34%)で最大市場を維持し、次いで中国(iOSのみ)が18%、日本が14%となりました。
『Pokémon GO』は2025年6月に収益で10位、収益成長量ではトップに急上昇しました。これは日本とアメリカでの実地されたイベントに加え、6月下旬に開催された「Pokémon GO Fest 2025:グローバル」イベントで幻のポケモン「ボルケニオン」のデビュー、色違い確率の上昇、限定レイドを提供したことで、大規模な支出増加につながりました。
CygamesのカードバトルShadowverseのリブート版である『Shadowverse: Worlds Beyond』は6月に華々しいデビューを飾り、収益成長量3位を記録しました。新規プレイヤー全員に強力なレジェンダリースターターデッキを無料提供するリリース記念キャンペーンと、10パック購入ごとにレジェンダリーカードを保証するシステムによって、日本やアメリカなどの主要市場での初期支出を強く促進しました。
『Kingshot(キングショット)』の収益成長量4位への上昇は、2025年6月8日の「Gen 3ヒーローズ」アップデートによるものでした。メタを変える3人の新キャラクターの登場によって、アメリカ、韓国、日本などの主要収益市場で、競争優位を求めるプレイヤーの支出意欲が高まりました。
2025年6月のトップモバイルゲームのパフォーマンスは、洗練されたライブオペレーション戦略が成功の中心的な柱であることを証明しています。パブリッシャーがこれをマスターできるよう、Sensor TowerはライブオペレーションインテリジェンスプラットフォームのリーダーであるPlaylinerを買収しました。Playlinerは、トップパフォーマンスゲームのイベント、マネタイズ戦術、プロモーション戦略に関する詳細なインサイトを提供し、勝利につながるイベントロードマップの作成と、今日の競争市場での成功に必要不可欠なインテリジェンスを提供します。Playlinerの詳細はこちらをご覧ください。
『Block Blast!(ブロックブラスト)』は、2025年6月も世界で最もダウンロードされたモバイルゲームの座を維持しました。『ROBLOX』が2位を維持し、『Subway Surfers』『Pizza Ready!(ピザレディー)』『Music Piano 7: Rush Song Games』がトップ5を構成しました。
『Block Blast!』は、アメリカ、インド、インドネシアなどの主要市場からの貢献により、アクセスしやすいパズルゲームプレイでダウンロード数でトップをキープしています。TikTokなどのプラットフォームでの継続的な広告投資が、認知度の維持に貢献しています。
2位の『ROBLOX』は、主要IPとのコラボがその成功を後押ししました。2025年6月には、コレクション可能なドラゴンを特徴とする「ヒックとドラゴン」と、「イカゲーム:最終ゲーム」が実施され、ROBLOXがグローバルエンターテインメントブランドを活用してプレイヤーエンゲージメントと支出の両方を促進する独自の能力を示しました。
ダウンロード数世界3位の『Subway Surfers』の長年の人気は、2012年のローンチ以来のノスタルジーと、インドや東南アジアなどのモバイルファースト地域での圧倒的な人気に支えられています。
2025年6月、世界のモバイルゲームダウンロード数は23.5億を超え、前年同期比3.3%の減少となりました。インドが3.78億(16%)でトップとなり、アメリカ(10%)、インドネシア(6%)が続きました。
注目タイトルとしては、『Moto Race Go』がダウンロード成長量でトップ、絶対数で6位を記録しました。同作は、インド、ブラジル、パキスタンで強い勢いを見せ、ハイパーカジュアルメカニクスと地域市場へのフィットの力を示しました。
また、『Music Piano 7: Rush Song Games』は、ブラジルとインドネシアでのバイラル露出により、ダウンロード成長量3位、絶対数で5位に上昇しました。ネオンリズムゲームプレイとユーザー獲得ブーストの組み合わせによって、前月と比べてタイトルを11ランク上昇しました。
全体を通してダウンロードランキングを見ると、モバイルゲーム市場のダイナミズムを浮き彫りにしています。上位タイトルの成功は、主要コンテンツアップデートの力、アクセスしやすいハイパーカジュアルゲームプレイの幅広い魅力、そして人気IPコラボによる巨大な集客力を強調しています。既存ファンに新鮮な体験を提供し、シンプルなメカニクスで大規模な地域オーディエンスを獲得するタイトルが引き続き好調を維持しており、特定のオーディエンスを理解することがこの激しい競争の中で勝利を手にするカギであることを証明しています。
注:Sensor Towerのダウンロードデータは、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、または同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
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