オープンワールドRPGの『Tower of Fantasy』(Level Infinite)のモバイル版が2022年8月11日に日本でリリースされました。本作は惑星の物語を楽しみながら、テクノロジーと未来感のあふれる広大な惑星アイダを自由に冒険でき、Unreal Engine 4を採用したグラフィックも魅力の1つです。
リリース前日の8月10日から事前ダウンロードがスタート、キャラクターメイクがこの時点から行えるようになり、ツイッター連動企画も開始されました。
こうした企画が功を奏して、日本の公式ツイッターのフォロワーは22万人を超えています(2022年8月31日時点)。また、公式YouTubeチャンネルでは、VTuberのミア(Mi-a)を起用したガイド動画『アイダ星の歩き方』のほか、遊び方100選などの動画を展開し、プレイ開始までの盛り上げに貢献しています。
これらの施策と高いゲーム性が相まって、『Tower of Fantasy』は好調な滑り出しを見せています。Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、リリースから2週間(2022年8月11日~8月24日)のモバイル版『Tower of Fantasy』の収益成長量は、日本においてトップとなっています。
収益成長量Top5内のモバイルゲームはいずれも息の長いタイトルばかりで、同期間に周年イベントを実施していたモバイルゲームも含まれています。一般的に周年イベント時は収益成長量が伸びる傾向にある中、2位以下のタイトルと大きく差を広げていることから『Tower of Fantasy』は新作タイトルとして健闘しているといえます。
App StoreのゲームカテゴリにおけるTop Grossingチャート推移でも、好調さがわかります。リリースから2週間で見ると、1位には届かなかったものの、リリースから3日間はTop3圏内に入り続けました。その後もリリースから1週間にあたる8月17日まではTop5圏内、8月23日まではTop10圏内をキープしています。
Sensor Towerのデータによると、2022年8月11日~8月24日の2週間における世界での収益は3,400万ドルを突破しています。同期間の収益とダウンロード数の割合を見ると、収益トップは日本で42.1%を占めており、2位のアメリカ(18.2%)とは2倍以上の差があります。一方、ダウンロード数の割合では、1位がアメリカの14%で、日本は2位の10.7%となっています。
同期間のRPD(Revenue Per Download: ダウンロードあたりの収益で、累計収益 / 累計ダウンロード数により算出される数値)を算出してみると、ダウンロード比率トップのアメリカではRPDが約7ドルであるのに対し、日本では21ドル以上となっており、3倍以上の高い収益性が確認できます。
2022年9月15日から開催予定の東京ゲームショウ2022では、『Tower of Fantasy』の特設ブースを出展することも発表され、試遊や展示に加えてグッズの無料配布も予定されており、来場者の注目を集めそうです。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!REQUEST DEMOボタンからデモのリクエストが可能です。 : https://sensortower.com/ja/product/store-intelligence
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