当社はVideo Game Insights(VGI)を買収しました。
奇跡の9連休とも言われた今回の年末年始。このお休みにTV番組を楽しんだ方も多いと思います。リアルタイム視聴できない場合でも、モバイルデバイスで後から再生するなど、楽しみ方のバリエーションも広がっています。
Sensor Towerのデータによると、全国放送のテレビ番組のみならず、ローカル番組やオリジナルコンテンツも楽しめる『TVer』は、2024年の日本におけるモバイルアプリ(ゲームを含む全カテゴリー)のダウンロード数で5位となっています。
トップはSensor Towerにおける「Social Media」分類の『TikTok』(Bytedance)ですが、このランキングを『TVer』が属する「Film & Television Streaming」分類で見ると、同アプリのアプリの圧倒的な存在感が確認できます。
Sensor Towerのデータによると、2024年の日本における「Film & Television Streaming」分類アプリのダウンロード数で、『TVer』は2位の『Amazon Prime Video』に1.5倍以上の差をつける800万ダウンロード以上を記録してトップとなっています。
3位には『地面師たち』の公開で2024年に話題を集めた『Netflix』がダウンロード数500万以上でランクインしており、『Amazon Prime Video』に迫っていることがわかります。
「Film & Television Streaming」分類アプリのダウンロード数トップ5のランキングでも、『TVer』の上位安定ぶりがわかります。Sensor Towerのデータによると、2024年12月の日本のApp Storeにおけるエンタメカテゴリーのダウンロード数ランキング(iPhone)で、『TVer』はトップ10圏内をキープしています。
『Netflix』も同様にトップ10圏内を維持していますが、同期間のトップ3圏内日数で見ると『Tver』は13日間、『Netflix』は5日間となっており、『TVer』の上位安定感が確認できます。
「Film & Television Streaming」分類アプリのデバイス別MAUでは、『TVer』と『ABEMA』は似た傾向にあることがわかります。また、『Amazon Prime Video』はこの中では最もiPadのシェアが高く、大画面でストリーミングを楽しんでいるユーザーが多いこともわかります。
『TVer』は各デバイスのバランスが良く、場所やデバイスを問わず利用されているのだと推察できます。
年末年始向けの番組編成になるシーズンに、『TVer』は過去最高のDAUも記録しています。Sensor Towerのデータによると、2023年12月の平均DAUが約100万であるのに対し、2024年12月の平均DAUは110万と10%増となっています。2024年12月は、「名作ドラマ特集」のラインナップが強化され、全300タイトルを超える作品が配信されたこともDAU増の要因の1つだと推察できます。
上記のグラフからもわかるとおり、2024年12月22日に大きなDAUの上昇が確認できます。これは、同日にリアルタイム配信された『M-1グランプリ2024』のインパクトだと予想できます。このDAUは、パリオリンピック開会日の2024年7月27日とその翌日の7月28日を超える過去最高のDAUとなっています。
また、2024年12月28日からは「第103回全国高校サッカー選手権大会 全国大会」の全47試合がライブ配信されたことに加え、年末の音楽番組などもDAU向上に貢献していると思われます。大晦日のDAUも前年同月比でより伸びており、『TVer』がより視聴者の生活になじんていることも同時にわかります。
TVerのデータによると、2024年12月の月間動画再生数は4.96億回で、コネクテッドTV(ネット回線に接続されたTV)での再生数も過去最高となる1.6億回を突破したと発表しています。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供する企業です。P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業からも信頼されており、モバイル市場のトレンド把握に役立つモバイルアプリインサイト、広告戦略の最適化に活用いただけるデジタル広告インサイトなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
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