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1971年に日本1号店を開店した「マクドナルド」は、日本で2,990店舗(2025年5月時点)を持つ人気のハンバーガーチェーンです。同社の公式アプリ『マクドナルド』(日本マクドナルド株式会社)は人気メニューがお得に購入できるクーポンの配信、自宅やオフィスから注文・受取ができる「マックデリバリー」、注文から支払いまでを同アプリで完了できるモバイルオーダーなどの便利な機能を持っています。
Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本における人気のハンバーガーチェーンアプリのダウンロード数で、マクドナルドは400万以上を記録してトップとなっています。
ダウンロード数で続くのは『バーガーキング』(Burger King Japan)で、同期間に300万ダウンロードを記録しています。同アプリは『マクドナルド』と同じくクーポン配信やモバイルオーダー機能を持っていることに加え、購入金額に応じてステージがアップし、もらえる特典もグレードアップするメンバーシッププログラムもあります。
『マクドナルド』のダウンロード数を日別に見ていくと、2025年3月と5月に大きな伸びを確認できます。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本における同アプリの日別ダウンロード数推移で、2025年3月12日と5月17日にそれぞれ、25,000以上/日のダウンロード数を記録しています。
両日のダウンロード数上昇は、それぞれに要因があります。3月12日は、サイドメニューとドリンク(Mサイズ)が付いて手軽に楽しめる500円台のバリューセットラインアップに、新たに「ハンバーガー」のセットが500円で加わったことだと推測できます。この500円セットは10年ぶりの復活で、ワンコインでハンバーガーを楽しめるセットメニューとして大きな支持を受けたのだと思われます。
5月17日の上昇は、ハッピーセット「ちいかわ」(第1弾)によるものだと推測できます。このハッピーセットは5月16日からスタートしましたが、開始前から大きな話題となり、実際第1弾開始3日で早期終了となりました。また、5月23日から開始した第2弾も翌日の5月24日には早期終了となるなど、日本での「ちいかわ」人気を裏付ける結果となっています。
日本で人気のハンバーガーチェーンアプリのMAUでも、『マクドナルド』の存在感が際立っています。Sensor Towerのデータによると、2024年6月から2025年5月までの日本における同アプリの平均MAUにおいて、『バーガーキング』に5倍以上の差をつけてトップとなっています。
これは圧倒的な店舗数、新メニューや期間限定メニューの投入、人気IPとのコラボなどに加えて、『マクドナルド』アプリの使い勝手も大きく作用していると思われます。実際、同期間の日本のApp Storeにおける平均ユーザー評価では、星4.3となっています。
日本で人気のハンバーガーチェーンアプリのユーザー分布はどうなっているでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2025年第1四半期の日本における人気ハンバーガーチェーンアプリの平均年齢は、32歳~38歳と大きな差はありません。
その一方で、男女比では『バーガーキング』の高い男性比率が確認できます。同期間の日本における『バーガーキング』を除くハンバーガーチェーンアプリの男女比は男性5.5:女性4.5程度ですが、『バーガーキング』は男性7:女性3となっています。
1993年に日本に登場した「バーガーキング」は、ボリュームのある「ワッパー」シリーズが人気で、食べごたえのあるメニューを求める男性層からの支持が高いのだと思われます。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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