当社はPlaylinerを買収しました。
2025年2月にリリースされた4Xストラテジーの『キングショット』(Century Games)は、中世を舞台にした戦略シミュレーションで、放置サバイバルの要素も併せ持つモバイルゲームです。
同作は、2025年5月以降に日本で人気が急上昇しています。Sensor Towerのデータによると、2025年3月から6月までの日本における『キングショット』のダウンロード数と収益の推移を見ると、3月のダウンロード数が6.5万以上、収益が20万ドル以上だったのに対し、6月にはダウンロード数が55万、収益が350万ドル以上となっており、いずれの指標も10倍以上の伸びとなっています。
グローバル展開されている『キングショット』ですが、同期間の市場別ダウンロード数・収益シェアでは、日本はダウンロード数で2位、収益では台湾と並んで3位となっています。
同作の日本での人気ぶりは、ランキングでも明らかです。Sensor Towerのデータによると、2025年5月から6月の日本のストラテジージャンルにおけるダウンロード数ランキングで、『キングショット』はトップ10圏内を維持、5月28日から20日間連続トップのポジションとなりました。
『キングショット』のパブリッシャーは、ランキング上位によく顔を見せる『ホワイトアウト・サバイバル』のパブリッシャーでもあるCentury Gamesです。上記のグラフからもわかるとおり、同期間において『ホワイトアウト・サバイバル』も好調を維持し続けており、Century Gamesが日本のモバイルストラテジーのパブリッシャーとして際立った存在になっていることがわかります。
『キングショット』は2025年5月以降に人気が急上昇していますが、この要因は何でしょうか。Sensor Towerのデータによると、2025年5月から6月の日本における同作のソース別ダウンロード数では、有料広告が80%近くを占めています。
Pathmaticsのデータによると、2025年5月から6月の日本におけるCentury Gamesの広告支出で、60%を『ホワイトアウト・サバイバル』、40%近くを『キングショット』が占めています。
各タイトルの広告をチャネル別に見ると、同じモバイルストラテジーでも異なった様相であることがわかります。Pathmaticsのデータによると、同期間の日本におけるチャネル別インプレッションシェアで、両タイトルともメインチャネルはYouTubeで40%以上となっています。『ホワイトアウト・サバイバル』は、このほかの3つのチャネルでバランスよくインプレッションシェアを占めています。一方、『キングショット』はInstagramの33%を合わせると、全体の75%をこの2つのチャネルが占めています。
この2つのタイトルのユーザー層も異なっています。Audience Insightsのデータによると、2025年第2四半期の日本における両タイトルの男女比では、男性ユーザーが多いのは共通していますが、『ホワイトアウト・サバイバル』では男性6:女性4の比率です。
一方、『キングショット』では男性7:女性3の比率となっており、より男性ユーザーからの支持が大きいことがわかります。なお、年齢層では両タイトルとも35歳から44歳の層が最多(35~40%)で共通しています。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
Sensor TowerのApp Performance Insightsで、過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2025年より東京・神田に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
Sensor Tower - モバイル市場の羅針盤
メディアに関するお問い合わせ:press-apac@sensortower.com
ビジネスに関するお問い合わせ:sales@sensortower.com
ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower JapanのXで:@SensorTower_JP
※コンテンツを共有する場合は、「Sensor Tower」と出典を明記してください。