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STORE INTELLIGENCE · HIDEYUKI TSUJI · JUNE 2023

雀魂がコードギアスコラボ開始当日に260万ドル以上の収益で過去最高を記録、2022年GW時のコラボ比較でも高収益

日本で人気のモバイル麻雀ゲーム『雀魂 -じゃんたま-』が、2023年4月からTVアニメ『コードギアス』とのコラボを実施し、日本において過去最高収益を記録しました。同作はこれまでにも多数の有名IPとのコラボを実施していますが、近年のコラボと比較しても最高収益となっています。

Mahjong-Soul-Hero

雀魂✕コードギアスコラボ開始当日の4月26日に過去最高の260万ドル以上の収益を記録

2019年11月にリリースされたモバイル麻雀ゲーム『雀魂 -じゃんたま-』(Yostar)。モバイル版のリリースに先立って、ブラウザ版も展開されています(以降、モバイル版の内容です)。麻雀初心者でも楽しめるようにアシスト機能も充実しており、三人打ち・四人打ち麻雀がプレイできます。

麻雀というゲームの特性上、課金によるゲームの勝敗に影響するアイテムはないものの、プレイヤーキャラクター(アバター)やアクセサリーがガチャから入手できたり、アバターを使用することで絆ポイントが入手でき、育成を進めることでボイスが開放されるなどの要素があります。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、『雀魂 -じゃんたま-』のリリースから2023年5月17日までの世界のおける累計収益は1.5億ドル近くを記録しています。市場別収益シェアでは、日本が90%を占めており、次いで台湾(7%)、香港(2%)と続きます。

Revenue-Trend-Mahjong-Souls

この『雀魂 -じゃんたま-』が2023年ゴールデンウィーク前の4月26日から、TVアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』とのコラボをスタートさせました(2023年5月17日まで)。Sensor Towerのデータによると、コラボ開始当日に260万ドル以上の収益を日本で記録しました。同作の1日の収益では過去最高で、本コラボの人気がわかります。

Revenue-Trend-Collaboration-Mahjong-Souls

『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボ以前の1日の最高収益は、2021年1月に実施された『咲-Saki-全国編』とのコラボ時で、コラボ開始翌日の2021年1月16日に記録した230万ドル以上です。これと比較しても、『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボでは、収益が30万ドル以上上回っています。

また『雀魂 -じゃんたま-』は、2022年のゴールデンウィーク時期(2022年4月27日~5月18日)には、TVアニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』を開催しました。Sensor Towerのデータによると、同コラボ期間中の日本における『雀魂 -じゃんたま-』の収益は、1,200万ドル以上を記録しました。

一方、『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボ(2023年4月26日~5月17日)では、1,300万ドル以上の収益を達成しており、ゴールデンウィーク期間中のコラボとしても成功していることがわかります。

また、Sensor Towerのデータによると、『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボ期間中の日本におけるモバイルゲームの収益成長量で『雀魂 -じゃんたま-』は『Fate Grand/Order』(Aniplex)に次ぐ、3位となっています。

Revenue-Growth-Top-5-Japan

コラボ期間中はブルアカを超えYostarの収益シェア45%近くにまでアップした雀魂

『雀魂 -じゃんたま-』のパブリッシャーYostarは、複数のモバイルゲームを日本で展開しています。Sensor Towerのデータによると、2022年5月~2023年4月の1年間で日本におけるモバイルゲーム別収益シェアでは『ブルーアーカイブ』が43%を占め、1位となっています。

同期間において『雀魂 -じゃんたま-』の収益シェアは15%で4位です。しかし、『コードギアス 反逆のルルーシュ』コラボ期間中においては45%近くのシェアを占め、1位となっています。

Revenue-Share-Yostar-by-Game

日本で人気のモバイル麻雀ゲームとしては、『MJモバイル』(SEGA)、『麻雀格闘倶楽部Sp』(KONAMI)がありますが、これらと比較しても『雀魂 -じゃんたま-』の収益は突出しています。Sensor Towerのデータによると、2022年5月~2023年4月の日本におけるモバイル麻雀ゲームの収益において『雀魂 -じゃんたま-』は1位で、2位の『MJモバイル』の2倍近いの収益を記録しています。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :

https://sensortower.com/ja/demo

Sensor Towerの紹介

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つストアインテリジェンス、広告戦略の最適化に活用いただける広告インテリジェンスなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。

日本オフィスは2021年春より本格的に始動したばかりですが、パートナー企業様が急増しております。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートを強化していく所存です。

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Hideyuki Tsuji

Written by: Hideyuki Tsuji, Mobile Insights Strategist - Japan

Date: June 2023