1997年に登場し、その後人気RPGシリーズとして日本で支持の高いアトリエシリーズ。これまで、家庭用ゲーム機およびWindows PCをメインに展開してきたアトリエシリーズですが、2023年9月23日にモバイル版アトリエシリーズ最新作の『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』がリリースされました。
「シネマティック錬金術RPG」のサブタイトルどおり、ハイクオリティな世界観演出とキャラクター表現に加え、『結城友奈は勇者である』など多くの漫画、ゲーム、アニメの原案を担当するタカヒロによる重厚なストーリーが楽しめます。また、同シリーズの特徴の1つ「調合」システムを、モバイル端末でも手軽に繰り返し遊べるように最適化されています(本作はWindows PC版が予定されていますが、以降モバイル版の内容です)。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年9月23日から10月13日までの日本におけるモバイルRPG収益成長量で、『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は2位となっています。1位の『モンスターストライク』(MIXI)は集計対象期間に10周年記念イベントを展開しており、頭1つ抜けた収益成長量となっています。
収益成長量2位の『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は、3位以下のモバイルRPGに大きな差をつけており、3位の『ドット勇者 三時のおやつと昼寝付きの冒険』(EFUN COMPANY)との比較では6倍近い収益成長量を記録し、同期間に約1,000万ドルの収益成長量を達成しました。
また、ダウンロード数成長量でも際立っています。Sensor Towerのデータによると、2023年9月23日から10月13日までの日本におけるモバイルRPGダウンロード数成長量で、1位となりました。同期間内に2位のモンスターストライクは『東京リベンジャーズ』、3位のラグナドールは『葬送のフリーレン』、4位のミリオンモンスターは『ベルセルク』とのコラボを展開していましたが、大きな差をつけてトップとなっています。
こうした実績は、ランキングチャートにも反映されています。『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』は日本のApp Storeのモバイルゲームランキングにおいて、リリース初日にトップ収益ランキング10位、無料ダウンロードランキング3位でスタート。その後、2023年10月10日にトップ収益ランキングで4位となりました。
こうした好スタートを支えた要因としては、日本でのアトリエシリーズの人気に加えて、強力なプロモーションが挙げられます。★3キャラの中から1体確定で獲得できる特別な有償ガチャ「★3キャラ確定ガチャプレゼントLEGEND FES」を始めとするゲーム内イベントの他に、X(旧:Twitter)と連動したデジタルギフトプレゼントキャンペーンを展開。さらに、公式Xのフォローと公式Discordへ参加し、指定されたミッションまでゲームを進めることで1,000万円の現金が当たるキャンペーンも実施しました。
この一連のプロモーションの結果、『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』の公式X(旧:Twitter)フォロワーは、20万人を突破しています(2023年10月15日現在)。
プロモーションだけではなく、モバイルゲームとしての面白さも日本のモバイルゲーマーに支持されている大きな要因です。Sensor Towerのデータによると、2023年9月23日から10月13日までの日本におけるApp Storeのレーティングで、星5が75%以上を占める高評価を獲得しています。星4を合わせると90%近くになり、モバイルゲームとしての評価が高いことがわかります。
『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』のパブリッシャーであるKOEI TECMO GAMESの収益シェアにも同作リリース後に変化が見られます。Sensor Towerのデータによると、2022年7月14日から10月13日の同社のモバイルゲーム別収益シェアでは『三國志 覇道』が圧倒的なシェアで90%近くを占めています。
一方、2023年7月14日から10月13日では、複数のモバイルゲームでバランスよく収益シェアが構成されています。Sensor Towerのデータによると、収益シェア1位が2022年12月リリースの『信長の野望 覇道』(41%)、2位が『三國志 覇道』(23%)で、集計期間が短いながらも3位に『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』(19%)が入っています。また、2023年8月リリースの『信長の野望 出陣』も13%の収益シェアを占め、同期間4位となっています。
KOEI TECMO GAMESの収益で見ても、2022年7月14日から10月13日までの収益は約2,600万ドルだったのに対し、2023年7月14日から10月13日までの収益では5,800万ドルを突破しており、前年同期比で2倍以上の収益を達成しています。信長シリーズのモバイルゲームがヒットしている中、今後『レスレリアーナのアトリエ ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』の伸びによっては同社の収益がより大きくなる可能性があります。
Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、Twitter、Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つストアインテリジェンス、広告戦略の最適化に活用いただける広告インテリジェンスなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
日本オフィスは2023年夏より東京・日暮里に移転、日本でのビジネスを強化しており、パートナー企業様も急増中です。弊社スタッフも増員しながらお客様のサポートもより強化していく所存です。
Sensor Tower - モバイル市場の羅針盤
メディアに関するお問い合わせ:press-apac@sensortower.com
ビジネスに関するお問い合わせ:sales@sensortower.com
ブログ・レポートの更新情報はSensor Tower Japan X(旧Twitter):@SensorTower_JP
※コンテンツを共有する場合は、「Sensor Tower」と出典を明記してください。