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RPGの原点の1つとも言われる「Wizardry」シリーズは、1981年にApple II用のRPGとして登場し、その後さまざなPC・家庭用ゲーム機に展開されました。そして、2024年10月にシリーズ最新作の『Wizardry Variants Daphne』(Drecom)がモバイルRPGとしてリリースされました。
さまざまな職種・種族を仲間にしたパーティによるダンジョンでの冒険、歯ごたえのある難易度などシリーズ伝統のエッセンスに加え、モバイルデバイス向けの操作性、ボスモンスターのデザインを寺田克也が担当、人気声優陣によるフルボイスシナリオなど、現代のモバイルゲームとしての要素も満載です。
Sensor Towerのデータによると、同作リリース1ヵ月間で日本のユーザー評価は3万件以上に達しており、星5と星4の評価を合わせると90%以上と高評価で、同期間の日本での平均評価は4.6となっています。
この高評価を裏付けるように、ランキングにおいても好調ぶりが確認できます。Sensor Towerのデータによると、2024年10月20日以降はiOS、Google Playともに日本の収益トップ100位圏内をキープしています。
日本発の『Wizardry Variants Daphne』はグローバル展開をしており、アメリカや台湾でも人気ですが、同期間の市場別ダウンロード数シェアでは60%以上、収益シェアでは90%以上を日本が占めており、いずれの指標でもトップ市場となっています。
Sensor Towerのデータによると、同作はリリース1ヵ月間(2024年10月15日から11月14日まで)で日本でのダウンロード数は30万以上、収益は850万ドル以上を記録しています。RPGはモバイルゲームにおいてタイトル数が多いジャンルの1つですが、このデータから好スタートを切ったと言えます。
同期間の日本におけるモバイルゲーム収益成長量では、『Wizardry Variants Daphne』は3位に入っています。集計期間中に2位の『勝利の女神:NIKKE』は2周年を迎えており、同作の2周年イベントが実施されたことを考えると、新作の『Wizardry Variants Daphne』は好成績であると言えます。
日本での『Wizardry Variants Daphne』の好スタートは、パブリッシャーであるDrecomの収益にも大きなインパクトとなっています。Sensor Towerのデータによると、過去2年間(2022年11月から2024年10月)の日本におけるDrecomの月別モバイルゲーム収益で、2024年10月に最高を記録しています。
同期間のDrecomの日本におけるモバイルゲーム別収益シェアを見ると、トップは『ダービースタリオン マスターズ』で40%近いシェアとなっています。2位は『Wizardry Variants Daphne』で約30%のシェアを占めており、リリース直後から同社の収益をリードするタイトルになっていることがわかります。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。
Sensor Towerのモバイルアプリインサイトで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。 :
https://sensortower.com/ja/demo
Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供する企業です。Unity、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業からも信頼されており、モバイル市場のトレンド把握に役立つモバイルアプリインサイト、広告戦略の最適化に活用いただけるデジタル広告インサイトなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
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