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『Sensor TowerのASOモジュールをマーケティング戦略に取り入れる方法』では、ASOの意味とそれが重要である理由、キーワードの見つけ方と選び方について説明しました。それでは、キーワードセットの候補を実装して、アプリストアのアプリを最適化しましょう。ここで、「App Store/Google Play向けアプリを最適化する方法」のセクションを簡単に見てみます。
『Sensor TowerのASOモジュールをマーケティング戦略に取り入れる方法』で紹介したように、ASOは主に「キーワードの最適化」と「コンバージョンレートの最適化」という2本の柱を中心に据えています。本記事では、「アプリのスクリーンショットが重要な理由と、スクリーンショットを最適化する方法」に焦点を当てて、2本目の柱であるコンバージョンレートを高める方法について概要を示します。
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セクション1と2の概要については、ここをクリックしてください。
最初に、プロダクトページのアセットや規則について、App StoreはGoogle Playとはルールが大きく異なることを強調しておきたいと思います。App Storeでは、開発者がアイコン、アプリ名、サブタイトル、カテゴリー、スクリーンショットを管理できます。ユーザーには、評価、カテゴリーランキング、「スタッフのおすすめ」ラベルなど、他にも主要な指標が表示されます。
アプリごとに、アプリ名とサブタイトルはそれぞれ30文字、キーワードの文字列はユーザーに非公開で100文字という制限があります。これらの要素は、それぞれがアプリのオーガニックな成長を促す重要な要素として機能しています。Appleは、タイトルとサブタイトルに使われている単語とともに、これらの単語も組み合わせて、アプリに関連するすべてのキーワードを判定しています。キーワードの文字列では、個々の単語をコンマで区切って使用します。この文字列は、タイトルまたはサブタイトルに使用する単語と重複しないようにします。
Google Playでは、開発者がアイコン、アプリ名、サブタイトル、カテゴリー、スクリーンショットを管理できます。App Storeと同様に、評価、カテゴリーランキング、「エディターのおすすめ」ラベルなどの主要な指標もユーザーに表示されます。ただし、Google Playでは、アプリごとにアプリ名は30文字、概要は80文字、説明は4,000文字という制限になっています。これらの要素は、それぞれがアプリの有機的成長を促す重要な要素として機能しています。
Google Playでは、タイトルの価値が最も大きく、次に概要、説明と続きます。最も重要なキーワードは必ずタイトルに入れる必要があり、2番目に重要なキーワードは概要に入れる必要があります。
キーワードは自然言語のルールに従って記述するよう注意し、誤字脱字、スペルミス、文法の問題がないようにしてください。また、トップキーワードには複数の同義語を使用できます。Googleのアルゴリズムでは、使われている単語をマッピングして、関連性の高い他の単語や同義語を見つけることができます。Googleはこのセマンティックマップを使用することで、キーワードの関連性を判定しています。
ユーザージャーニーでは、アプリのスクリーンショットも重要な要素です。ユーザーはこれらのスクリーンショットを頼りに、アプリの機能やメリットなどの重要な情報を把握します。アプリのスクリーンショットを最適化するには、最初の3枚の画像を重視する必要があります。ほとんどのユーザーは最初の3枚だけを見て、次のアプリに移ってしまうからです。
多くのユーザーは、他のユーザーの意見を参考に意思決定するため、信頼を築く上でソーシャルプルーフは重要な役割を担っています(ダウンロード数や好意的なレビューなど)。コールトゥアクション(CTA:行動喚起)も、ユーザーにアプリのダウンロードを促すための優れた方法です。
アプリをグローバル市場に展開している場合は、各市場に合わせてスクリーンショットをローカライズすることが不可欠です。ローカライゼーションは単に翻訳するだけのものでなく、アプリを現地の文化的特性に合ったものにする上での助けとなります。ASOプレイブックの完全版では、「booking.com」の優れた例を紹介しています。Sensor TowerのInternationalization(国際化)モジュールを利用すれば、スクリーンショットを海外市場向けに最適化することができます。
競合相手の調査や分析は、スクリーンショットを最適化する上で常に推奨されるステップです。A/Bテストは、キーワードの最適化だけでなくスクリーンショットの最適化でも行います。Google Playでは、「ストア掲載情報のテスト機能」でA/Bテストを実施できます。App Storeでは、「プロダクトページの最適化」でA/Bテストを実施できます。
最後に重要なこととして、(ASOの柱の1つである)コンバージョンレートの向上につなげるには、アプリのスクリーンショットと併せて、アプリのアイコン、画像、プレビュー動画といった他の要素も考慮していく必要があります。
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