新型コロナウイルスの影響を受け、2020年世界のビジネスアプリダウンロード数は130%増、収益は107%増となりました。2022年世界のビジネスアプリ収益は再び19%増加し、12億ドルとなっています。本レポートでは、世界のビジネスアプリダウンロード数・収益の推移、人気アプリおよびトップパブリッシャーを紹介しているほか、人気ビジネスアプリの世界戦略および業績への理解を深めるため、代表的事例のケーススタディも提供しています。さらに詳しい情報については「続きを読む」をクリックして、レポート全文を無料ダウンロードしてください。
新型コロナウイルス流行の影響を受け、2020年世界のビジネスアプリダウンロード数は、前年比130%と激増して38億回を突破し、過去最高を記録しました。ビジネスアプリダウンロード数は、2021年と2022年は2年続けて減少しましたが、それでもコロナ前の水準を上回っています。
近年、世界のビジネスアプリIAP(アプリ内課金)収益は増加を続け、2020年および2021年の収益増加率はそれぞれ107%および47%でした。また、2022年も世界のビジネスアプリ収益は引き続き増加し、12億ドルを突破しています。
ビジネスアプリのダウンロード数はアジア市場のシェアが最も大きく、2021年にはビジネスアプリ総ダウンロード数の50%を超えています。単一の市場では、インドでのビジネスアプリダウンロード数が最も多く、2023年第1四半期のダウンロード数は1.1億回を突破しています。
ビジネスアプリIAP収益は北アメリカ市場で最も多く、2022年には世界総収益の50%近くが同市場からもたらされました。2023年第1四半期北アメリカでのビジネスアプリ収益は、前年同期比33%増加し、1.7億ドルに迫っています。
軽快な動作、高い互換性、特色ある機能、高品質なテンプレートなどの特長により、Kingsoftのモバイルオフィススイートアプリ『WPS Office』のIAP収益は増加を続け、世界のIAP累計収益は1.6億ドルを突破しています(2023年5月5日現在)。
WPS Officeは中国での業績が好調なだけでなく、激しい世界のオンラインドキュメント市場で頭角を現しています。インドや東南アジアでは、WPS Officeのダウンロード数が『Microsoft Office』や『Google Docs』を上回っており、マイクロソフトおよびGoogleという業界の巨頭を追い越しています。