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モバイルデバイスの普及によって、人との出会いをモバイルアプリでと考える方も多く、マッチングアプリは人気のジャンルの1つとなっています(本稿では、App IQカテゴリーがDatingのものをマッチングアプリとします)。
Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの国別マッチングアプリの市場規模を見ると、トップはアメリカで70億ドル以上となっています。
日本は2位で16億ドルですが、アメリカとの人口比で考えると大きな市場と言えます。特筆すべきは、マッチングアプリの使用時間です。Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの市場別マッチングアプリの1日あたりの使用時間(分)で、日本はトップとなっています。
上記のグラフからもわかるとおり、トップ5においてAPAC地域市場としては日本が唯一の以上でもあります。また、市場規模でトップのアメリカは24位で、平均使用時間は10.9分/日となっています。
では、日本における人気のマッチングアプリにはどういったものがあるのでしょうか。Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの日本におけるマッチングアプリのダウンロード数を見ると、『Tinder』がトップとなっています。
2位は僅差で『Pairs』(eureka)です。この『Tinder』と『Pairs』はいずれもMatch Groupの企業が運営するマッチングアプリで、上位を独占していることがわかります。また、トップ5のアプリはいずれも同期間に300万以上のダウンロード数を日本で記録しており、高い人気があることがわかります。
「人との出会い」が目的のマッチングアプリでは、MAU(月間アクティブユーザー数)も重要な指標の1つです。Sensor Towerのデータによると、2022年5月から2025年4月までの日本におけるマッチングアプリのMAUでは、『Pairs』がトップとなっています。
2位は『Tinder』で、同期間のダウンロード数ランキングと逆転する形です。この2つのマッチンアプリはMAUの点でも頭一つ抜けており、日本市場においてMatch Groupアプリの強さが際立っています。
日本におけるマッチングアプリのユーザー層にも、各アプリで特色が見られます。Sensor Towerのデータによると、2025年第1四半期の日本のApp Storeにおけるユーザー分布では、いずれのマッチングアプリも25歳~34歳の層が最多となっています。
Match Groupの2つのアプリでは、『Pairs』が18歳~24歳の層が7%であるのに対して、『Tinder』では17%となっており、若年層からの支持の高さがわかります。
一方、『Pairs』は35歳~44歳の層が唯一30%に達していることに加え、45歳~54歳の層も5%を占めています。これらの層の合計は35%で、他のマッチングアプリが30%以下であることを考えると、中高年のユーザーからも支持されていることがわかります。
Sensor TowerのApp Performance Insightsのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測はApp StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。
また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。なお、Google Playは中国本土では利用できません。
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Sensor Towerの紹介
2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、P&G、Tencent、HBOなどのグローバルデジタル企業から信頼されている、データや分析環境を提供する企業です。モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用いただけるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを提供しています。
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