近年、東南アジアではモバイルゲームのダウンロード数が年々増加しており、2023年第1四半期のダウンロード数は21億回を超え、世界シェアは15%に迫っています。
本レポートでは、2019年から2023年第1四半期東南アジアのモバイルゲームダウンロード数、収益の動向、人気ゲームやトップパブリッシャーの実績を分析しているほか、ケーススタディを通じて東南アジアにおける人気モバイルゲームの成功例を紹介しています。さらに詳しい情報については「続きを読む」をクリックして、レポート全文を無料ダウンロードしてください。
スマートフォンの普及、新型コロナウイルス流行などの影響を受け、東南アジアのモバイルゲームダウンロード数は年々増加し、2022年には88.5億回に達しました。2023年第1四半期、東南アジアのモバイルゲームダウンロード数は21億回を超え、そのうち93%がGoogle Playを通じて行われています。
東南アジアのモバイルゲームIAP(アプリ内課金)収益は、2020年に40%、2021年に12%増加し、2021年は27億ドルを突破しました。2023年第1四半期、東南アジアのモバイルゲーム収益は2022年第4四半期の5.9億ドルに迫っており、中でもGoogle Playにおける収益が再び増加傾向に転じています。
東南アジアでモバイルゲームが最も多くダウンロードされているのはインドネシアであり、2023年第1四半期には東南アジアの総ダウンロード数の38%近くになっています。収益については、タイ、シンガポール、マレーシアが東南アジアのモバイルゲーム収益上位3ヵ国となっています。
2023年第1四半期、東南アジアのモバイルゲーム収益の28%がストラテジーゲームで、中でも『Mobile Legends: Bang Bang』に代表されるモバイルMOBAの収益が最も高く、2023年第1四半期東南アジアのモバイルMOBAの収益は、前年同期比25%増となっています。
沐瞳科技がリリースしているモバイルMOBA『Mobile Legends: Bang Bang』は、東南アジアでの人気が衰えることなく、2022年には『Garena Free Fire』を抜いて東南アジアで収益が最も多いモバイルゲームになり、2023年第1四半期も首位の座を維持しています。
2023年第1四半期には、犬の救出がテーマのNox Interactiveが配信するモバイルマッチ3ゲーム『Doggo Go』のダウンロード数が東南アジアで急増加し、ダウンロード数成長ランキングで首位に立ちました。